やわらか議論「THE UPGRADE」vol.2 〜動画編集クリエイター vs AI のゆくえ〜
こんにちは!やわらかいライブ配信ラボ #やわラボ です。
今回は、やわラボサロン内にて新しく始まった新企画「THE UPGRADE」の第二弾をお届けいたします!
◆「5Gの活用」について議論したvol.1はこちら◆
【「THE UPGRADE」って?】
サロンメンバーの 櫻井 洋介さん が企画・主導で動くオンライン議論です!
櫻井 洋介(さくらい ようすけ)
映像、音響、イベント制作と群馬を拠点に活動するマルチクリエイター。
現場では配信リーダーを担当。サロン内でも映像編集を手がけたり、音響の知識を他のメンバーに向けて発信したりと大活躍です。
写真:鈴木 香那枝
毎週テーマを1つ決め、やわラボメンバーが議論。
議論への参加は自由で、それぞれのバックグラウンドを用いて意見を出し合います。課題に対する解決方法はさまざま。
お互いの見識を持ち寄ることでお互いの知識の引き出しを増やし、今後の未来を創っていく糧にする企画が「THE UPGRADE」です。
【今回の議論参加メンバーはこちら!】
・櫻井 洋介
・大竹 ダイヤ
・マツオカ ショウゴ
・やわらかゆーすけ
今回は4名のやわラボメンバーで議論を展開しました。
それでは本編に行ってみましょう!
【「動画編集クリエイター vs AI のゆくえ」】
「THE UPGRADE」vol.2でお話したテーマは
「動画編集クリエイター vs AI のゆくえ」。
5G(日本では2020年春に導入予定)の波に押され、今後ますます需要が高まっていくこと確実の動画サービスの世界。
その流れに乗って、今急速に伸びているのが「AI」による映像編集サービスです。
クリエイターに依頼するよりも、安く簡単に動画を量産できることが人気の秘密。「予算はそんなにないけど広告動画を作りたい!」という企業がどんどん導入し始めています。
議論では、AI動画の代表例として「RICHKA(リチカ)」が出てきました。2018年のサービス開始後1年強で、導入企業250社以上、作った動画は10万本超えと勢いを感じますね。
では、そんなAIで簡単に動画を作れる時代の中で、人間である動画編集クリエイターにしかできない仕事は何なのか?
クライアントから選ばれるクリエイターになるにはどうすればいいのか?
今回の議論の様子を、かいつまんでご紹介します!
主張①:淘汰される、小手先のクリエイター
AIでつくる動画がなぜ人気なのか?理由は簡単。
・知識不要
・テンプレートを選んで写真と文字を打ち込むだけ
・数分で作れる
・月15万程度で作り放題の定額制
・厳選されたクリエイターが毎月100種類以上のテンプレートを追加
などなど、クリエイターに頼めば制作費10万越えのアニメーションが簡単に量産できるから。
特にSNSなどでの広告機能的な動画は、テンプレになりがちなAIの動画でも十二分に役割を果たせるのでさらに需要が高まっていきそう、というお話が出ました。
こうしたAI技術の進化で、見た目だけ派手な小手先のクリエイターはどんどん淘汰されていきそうですね。
主張②:AIの苦手が人の強みになる
AIでは対応できない部分はどこでしょうか?
まず挙がったのは、こんな感じ。
・高い編集力
・高い撮影スキル
・良い機材を使う
・CGやVR.ARといった特殊コンテンツ
動画の質や特殊なコンテンツが扱える点は、まだまだ人間の強みになりそうですね!
そして、次に挙がったのは、コミュニケーションが必須なものをつくること。
PVを稼ぐための、データに基づいたアニメーション作成や商品・サービスの魅せ方はおそらくAIが得意な部分。でも、インタビューやドキュメントを通じた”人”の良さを引き立たせる動画、特に生もののライブ配信はまだまだ人が作る意味があるはず!!
という熱い意見が出ました。
AIでは作れない価値を提供できるかが、クリエイターとして選ばれるカギになると言えますね。
主張③:「誰と一緒に仕事をするか」が大事
小手先のクリエイターの仕事がAIに取って代わられる未来。
ただ動画を編集するだけの仕事は「AIにできる仕事=あなたじゃなくても誰でもできる仕事」となります。
そうなると、クリエイターは報酬面でもどんどん厳しい状況に追い込まれていきそうです。
そんな状況の中で、報酬金額以上に重要視されるのが「誰と一緒にやるか」なのでは!という議論が展開されました。
ここで選ばれるクリエイターになる為にも、自分自身のブランディングをしっかりすることや周りとの信頼関係を構築していくことが、より一層大切になっていくのではないのでしょうか?
主張④:キーワードは「チーム力」
人間がAIに絶対に負けないもの。それはズバリ「チーム力」!
個人では限界があるものでも、チームで動けば可能性が無限に広がります。
それぞれの個性が組み合わさって、相乗効果を生んだり時にはぶつかりあったりして、AIだけでは作れない価値が生まれるのではないでしょうか?
みんなで一つの作品を作り上げるというドラマチックな経験が、これからの世界を勝ち抜いていく強みになる予感がしています!
こちらの記事も良かったらどうぞ!
◆やわラボのオーナー、ゆーすけさんのnote◆
【まとめ】
これらのように「AIと動画編集クリエイターの関係」という点でも、それぞれのバックグラウンドを持った人たちが年齢・性別・経歴関係なく意見を出し合い、それぞれの可能性を出し合いました。
批判なしで意見を認め合うことで、それぞれの成長にもなり、チームとしても可能性を広げ、活躍の場を伸ばしていくことができそうです。
今後の未来を創っていくために、今から自分がやるべきことを見つける「THE UPGRADE」。
あなたも、やわラボで議論に参加してみませんか?
文:まつ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?