成績がいい→生徒会

部活動に明け暮れていたある放課後、
ある関わりのない男の子に生徒指導室に来るように
言われました。

行ってみると、生徒会に入らないかというのです。
生徒会とは・・・?を説明してもらいました。
転入生の私には馴染みはありませんでしたが、
隣りにいた指導教員の「成績の順位がいい人から
入れているのだ」に妙に納得して入ると答えました。

当時私の成績は2位で、その男の子は1位だというのです。

同意した私を見て、教員が「ね、成績がいい子に声をかけてみろと
言っただろ」といっていたのを覚えています。

かくして私は、生徒会の仕事も加わり多忙すぎる毎日を送ります。

でも、生徒会に行くときは部活動をサボることができたのは
覚えています。

生徒会はどんな場所だったか・・・
正直今思い返せば、そこは日本社会の縮図のようでした。
一応議論を始めるのですが、着地点は最初から
決まっているのです。
どちらかというとどうそこに持っていくか・・・
ということを議論していた気がします。

楽しくはなかったし、面倒なことが多かったけど、
成績がいい人だけが入れる、独特な空間で
優越感に浸っていたような気もします。

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