具体的なことは突っ込まれやすい

個人の起こしたことで、それが具体的であれば他者が解像度が高く理解しやすいことなので、正解・不正解の個人の価値観に照らし合わせやすい特徴があります。
そのため、自分の意見を出しやすいので、個人を集中して叩くような風潮が流行っているのがなぜか、と言われると、SNSで個人のプライベートな行動・思想や思考が明け透けに見えやすいというのがあります。
スマホが普及する前だと、近所内で住んでいた話題が、全くの接触のない他人の目に触れる機会が増えました。噂話ベースで、他人の在り方をネタにする田舎の人間関係の特徴的なコミュニティのあり方は残っています。都会よりもコミュニティの保持に重きを置いているので、他所から来た人を気軽に受け入れることはありません。警戒心が強いのです。これまでのやり方を乱されることを恐れています。伝統を守る意識、内輪意識が強いです。
職場になると、同じ職場の職員同士でも、噂話が話していない人にもあっという間に広まります。
転校を幼少期から繰り返していたので、5回転校経験があります。その時の年齢、発達段階もあったと思いますが、思春期にかかる小学校中学年以降、さらに、田舎に引っ越してきたあとは地獄でした。
他人をネタに話す人が苦手で、自分のことも陰で話されることが好きではないです。粘度の高い関わり合いで、内輪の人間関係を守ろうとして、誰かをダシにするやり方に嫌悪感を感じるからです。
それから、人に本音を話すオープンコミュニケーションを取っても、相手が信頼できる人でない場合には、この人だからと思って話したことも、他者に筒抜けになっている場合があるので、それで外野の方にどうこうと言われることがあります。
人間関係が苦手な原因の一つはこういった経験があったからだと思います。
SNSはPRのメデイアとしても活用されていますし、活動を記録することも、癒しとしてよその動物を見せてもらったりします。活用してもいいですし、活用しなくてもそれは個人の自由です。
けれど、写真や動画、文を自分のスマホや、パソコンで見ること、媒体を通して個人のことを知ることができることで、関わりのない人の、本人と勝手に距離を近く感じてしまうようになります。接触回数が多いと、それだけ心理的に距離を近く感じるようになります。
顔と顔を合わせて、話をして、時間をかけて構築されていく過程を効率化していく流れがあります。人間は結局人間なので、道具は便利になっても、その人自身を磨いたり、見直したり、行動すること、素直に向き合うことを避けてはいけないと私自身も改めて反省点がありました。
自分にとっての正解、また社会的な正解な部分があったとしても、それを扱いやすいネタがあったと気軽に群がって、叩くことはバランスが乱れて過剰になりがちです。社会的に悪いことをした場合、法や、社会のルールにのっとって、処罰を受けます。
一個人のことに、過剰に踏み込みすぎやすいことがあるので、また、見聞きしたくないことも目に入ってしまうこともあります。SNSのメリットと、デメリットを自覚して、自己防衛することも大事です。
完璧な人はいないけれど、自分の欠点には焦点を当てずに棚に上げて、他者を叩き上げられるものか、自分のやることに時間を割いて磨いていきたいです。

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