大学の意義

最近では、「大学に行かずとも勉強できる」「大学は友人と出会えることが最も有益なことだった」という意見を耳にすることができます。

私自身は単科大学の小さな大学に入学し、専門が決まっていたので、当時を振り返ると職業訓練と、講義を通しての専門基礎知識を習得すること、体型立てた物事の考え方を習得することが目的だったと感じています。

今別の大学に通うようになって、学び方は他の方法でも学べるということはその通りだと感じます。
わざわざ大学は研究機関の一面が強くあることが特徴なのかな、というのが大学の意義です。
理系だけではなくて、さまざまな文化であっても、歴史であっても、過去を知り、これまでの論文の発表されてきたものも活用しながら、美術の場合であれば手法・技法を大学であれば設備も充実しているので、様々な方法を選択し、挑戦することができます。
 分野においての追求を形にする方法や見え方、求め方は異なります。自分一人での力に加え、現代のネットの力を使えば知識や情報は済んでしまうことが多いです。先人としてその道の先生や、プロの意見を聞き、吸収しながらさらに研ぎ澄ましていくこと、実際に様々な専門の道具を利用したり、現場に出てみたりすることをつないでくれる働きが大学にはあると考えます。
職人になりたい方は、師匠を見つけて修行に年月を割いたほうが早くその道のプロになることができるので、それが目的の場合には大学という選択肢を取ることが遠回りになる場合もあります。
大学に通うことの意義が自身はどう捉えているのか明らかにしておこうと思い、書いてみました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?