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茶席にて亭主のもてなしと正客の采配

11月14日(土)、名古屋城茶席にて、まちなか寺子屋「茶席の亭主と正客」が行われました。

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亭主とは、お招き側の主で、もてなす道具組やしつらえにこころを配る人、正客は亭主の心配りを汲み取って、連客さまに伝わるように問答する人のこと。この二人の主が歓談します。

今回の寺子屋は実際の席でやりとりをする様子を見てみようという企画でした。

参加者の方々の中には、山形や東京からこの茶席を楽しみにして来られた方もいました。

まずは正客からの挨拶。今回はウィズコロナということで、人数を減らしたりするなどさまざまな工夫を施しての開催で、名古屋東区を宗家とする松尾流の作法で行われました。

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次に、床の間の飾りである「日々是好日」の掛軸、花入れについてのお話や、道具についての説明がありました。水入れは信楽のものを今回は使用しているそうです。よく「名古屋弁で問答するんですけどね・・・今回は普通に」と亭主と正客。場を和ます力や、説明の巧みさが際立っていました。


そうしている間に、茶菓子が到着。今回は名古屋で有名な川口屋さんの饅頭を頂きました。通常の茶席では菓子箱を連客へ順番に回して、連客がおのおの懐紙で受け取るという決まりになっていますが、今回はコロナ対策のため、紙皿の上に饅頭が個包装の容器に入った状態でおのおのに配られました。

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そして抹茶を頂きました。これも同様に紙の容器で配られました。最後に、茶道具を近くでじっくりご覧になって茶席は終了。

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茶席に行くのは十年以上ぶり、亭主と正客って何だっけ?というような私でしたが、普段ではできない体験が出来ました。

<レポート:どぅ、カメラ:横井>


■今回参加したまちなか寺子屋

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

【やっとかめ文化祭2020】
2020/10/24(土)〜2020/11/15(日)
参加方法はプログラムによって異なります。
詳しくはやっとかめ文化祭公式ウェブサイトよりご覧ください。


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