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戦後名古屋の都市空間 ー占領にみるもうひとつの戦災復興ー

11月12日、金山の名古屋都市センターで、寺子屋「戦後名古屋の都市空間ー占領にみるもうひとつの戦災復興ー」が行われました。

講師は、名古屋市立大学芸術工学研究科准教授の角哲先生です。
名古屋は戦争で市域の4分の1が焼けてしまいました。
再建構想が、いち早くでき、当時の市長が立ち上がって復興計画を遂行しました。

2本の100m道路が美しさの象徴のように感じますが、実際はそんなきれいごとばかりではなかったそうです。
進駐軍が多くのビルを接収したり、アメリカ村やキャッスル・ハイツを開発することになっていきました。
それが少なからず復興の妨げになってしまいました。
ようやく接収が解除される段階になり、アメリカ村の跡地(現、白川公園)にスタジアムを作ろうという動きがあったそうです。
民間有志の、ある意味一方的な計画で、実現することはありませんでした。
また、幅の広い道路で町を分断してしまうことには弊害もあることを知りました。
数多くある「どんぐりひろば」が生まれた経緯や、学校公園がつくられた理由も知ることができ、良かったです。

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レポート:三宅由美子 写真:大野恭子

■レポートしたプログラム

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

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