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芸の妙味の蓄積と芸妓に関するトークセッション

11/15(日)、千種文化小劇場にて、「芸妓は絶滅危惧種なのか?」が開催された。

司会は西川流四世家元・西川千雅さん。講師は、大阪から西川梅十三さん(日本舞踊家 元北新地芸妓)、名古屋から金丸さん(名妓連組合 前組合長)、岐阜から可奈子さん(岐阜芸妓組合 組合長)の3名。

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客席には名妓連の舞妓さんが2名来られており、舞台上も客席も華やかでした。梅十三さんは、北新地で戦後すぐに舞妓デビューをした、伝説の芸妓さんとの事。

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金丸さんとは、西川流名古屋をどりで共演されており、その楽屋の片隅では、幼き頃の西川千雅さんがお絵かきをしていたといいます。西川流舞踊を通して、長いお付き合いのある4名が、芸妓になったきっかけから、最盛期の思い出、独特のしきたり等々、時に脱線しながら楽しく語ってくださいました。

後半では、可奈子さんが鼓を、金丸さんが名古屋甚句を、まず披露されました。そして最後に、可奈子さんの太鼓・金丸さんの三味線で、西川梅十三さんが「奴さん」を踊られました。コミカルで楽しい踊りでありながら、指先まで神経の行き届いた美しい所作が印象的で、積み重ねて来た芸の妙味を感じました。

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やっとかめ文化祭最終日ならではの、3都夢の共演でした。
 
<レポート:末松、カメラ:かとじゅん>


■今回参加したまちなか寺子屋

■まちなか寺子屋

■やっとかめ文化祭

【やっとかめ文化祭2020】
2020/10/24(土)〜2020/11/15(日)
参加方法はプログラムによって異なります。
詳しくはやっとかめ文化祭公式ウェブサイトよりご覧ください。


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