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キノコの世界7

少女は重い鞄を抱えて走った。

「ちょっとまって!」

 逃げる背中を追うが、見失ってしまった。

 息を吐く少女の耳に話し声のようなものが聞こえて来る。
 少女は目が冴えるような青いキノコの影から声の方向をそっと様子を伺う。

 そこには色違いの生物の集団がいた。

 少女は思わず唾を飲み込む。

「増えてる!」

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 140字小説です。

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