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時を越えた味: 35年ぶりの再会

青春の日々が35年の時を超え、
大学時代の友達との再会が訪れた。

福岡出張に際し、
実は大学時代の友達が
福岡に住むことFacebookで発見!
連絡をとってみた。
大学時代の友達とは、
学部の友達でもなく
またサークルの友達でもなく。
実は洋風レストランでのアルバイト仲間なのだ。
20歳前後、
同じ曜日に5時間アルバイトを一緒に過ごした友達。
ただ、このアルバイト先は
少しサークルみたいな雰囲気もあり。
みんなで休日にスキーに行ったり、
アルバイトがない日も
洋食レストラン先に顔を出したり。
そんな仲間の一人だった。

さて、Facebookでのやりとりから
仕事が少し早く終わる日に
友達が彼の奥様と私と一緒に
福岡の洋風レストランで食事をしよう、となった。
初めてお会いする奥様は、同じ世代。
我々の35年振りの再会に
当事者以上に期待をしていたようだ。
お互い顔を見て「おー久しぶり!」の一言だけ。
「きゃー」のような予想外の瞬間はなく、
若干奥さまの期待を破ったようだった。
(50歳も超えているし!)
福岡の洋食レストランは、
かつて我々がアルバイトしていた洋食レストランに
メニューも価格も似ている。
そんなお店を探して、選んでくれたことに
感激と感謝の気持ちが。

再会した友達とは、
35年経過しても普通に接し、
会話や感情のやり取り、共感ができる。
奥様からは
「週に一回しか
アルバイト入っていなかったんでしょう?
なんで今もつながりがあるの?
なんで今も仲良くできるの?」
不思議の???驚きの!!!
この二つが連続だったらしい。

奥様にとっては少し物足りない再会かもしれないが、
我々は洋食料理を味わいながら、
35年前のように
「なんだか我々がアルバイトしていたお店みたいだね。美味しいね!」
と笑顔で共有できることに幸せを見出した。

友情の味、
35年の歳月が深みを増した再会の夜。
青春の思い出が色濃く蘇り、
時間を超えた絆が
心を温かく包み込んだ瞬間であった。

帰り、ホテルに送ってもらったときに
奥様から「これ、ぜひ楽しんでください」と。

ホテルの部屋に戻った私は
洋食の美味しかったハンバーグのソースの余韻と
あまおうの甘い香りと味に包まれて
夜満足しながらホテルの床に、
笑顔いっぱいで眠りにつきました。

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