YaTaroヤタロ@フラット

2020年 Noteにて500字程度のインスタントフィクションの執筆開始。 「夢と追憶…

YaTaroヤタロ@フラット

2020年 Noteにて500字程度のインスタントフィクションの執筆開始。 「夢と追憶の境界」「失った時間」 2022年 エブリスタにて「フラット」SFジャンル日間10位ランクイン。 仕事依頼はTwitterのDMにて相談可

マガジン

  • 短編集【星空の向こう側】

    筆者の処女作「たとえ記憶をなくしても」や「惑星X」「DROP OUT」など【出会い】や【命の儚さ】をテーマにした短編集

  • フラット

    月明かりが差し込む暗い夜に、鉄道を走る列車の音だけが、周囲に響く。 世界は、精神疾患に悩まされ、感情が傾くことにより殺人因子αが引き起こす殺人衝動に悩まされていた。 マサトは、とある任務のため、寝台列車に乗り込む。 何も変化しない一日一駅しか止まらない列車で、一部乗客の感情が傾き、発狂する事件が起こる。 マサトは列車の中で出会った女性ミサと共に事件を解決する。 それぞれの思惑をよそに、列車は淡々と目的地へと進んでいく。

  • インスタントフィクション【夢と現実の間】

    筆者が2020年から約1年間、小説執筆前の助走機関として書き溜めた500字程度のショートショート集。作品に昇華していく前段階の着想が散りばめられている。

  • コラム【埋もれた感情の探し方】

    2022年に筆者が日々感じていること・考えたことをまとめたコラム。

  • カクヨムコン2022

    カクヨムコン2022に向けて描き下ろした短編集「天空の街道」「焼き鳥が歩く」「星空の下で」など計11作品を収録

記事一覧

固定された記事

小鳥のさえずり 「メガネ女子の日常」

1,050

そして灰になる

 既に灰と化した残骸を地面から拾い集める。  一緒に焼け焦げた屋根の一部が私の行く手を遮る。  頬から流れた涙は、汗にまみれて私の意識を朦朧とさせる。  燦々と輝…

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DROP OUT「夜雨」

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たとえ記憶をなくしても「僕しかいない舞台」

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第28話 夢物語

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第8話 エバーグリーン

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第7話 瓜二つ

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第6話 植物園

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第5話 そしてまた現実へ

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第4話 狂乱のあと

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第3話 ほろ苦いコーヒーと出会いの香り

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第2話 懐かしい記憶

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第1話 いつもの風景

 今朝の血生臭いニュースが頭をよぎる。  都会の喧騒は、胸糞悪いニュースを忘れさせてはくれない。  僕は、車内から窓越しに映る人混みが見えないよう、曇ガラスに変更…

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第27話 セントラルドグマ

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繋物語ツナギモノガタリ 第26話 夜襲

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繋物語ツナギモノガタリ 第25話 救出作戦Ⅴ

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小鳥のさえずり 「メガネ女子の日常」

有料
1,050

そして灰になる

 既に灰と化した残骸を地面から拾い集める。  一緒に焼け焦げた屋根の一部が私の行く手を遮る。  頬から流れた涙は、汗にまみれて私の意識を朦朧とさせる。  燦々と輝く太陽は不憫な姿に目もくれず、  暗い夜を照らす満月は私の心を鎮めることは無かった。

DROP OUT「夜雨」

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たとえ記憶をなくしても「僕しかいない舞台」

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第28話 夢物語

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第8話 エバーグリーン

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第7話 瓜二つ

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第6話 植物園

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第5話 そしてまた現実へ

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第4話 狂乱のあと

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第3話 ほろ苦いコーヒーと出会いの香り

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第2話 懐かしい記憶

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第1話 いつもの風景

 今朝の血生臭いニュースが頭をよぎる。  都会の喧騒は、胸糞悪いニュースを忘れさせてはくれない。  僕は、車内から窓越しに映る人混みが見えないよう、曇ガラスに変更するようにスイッチを入れた。  指先が震えている。  自分の手の形状が、首元に締め付けられた手形を連想させて、ますます気分が悪くなる。 「おいおい、そんな様子でどうすんだ」  助手席からそう呼びかける声が聞こえる。  その野太い声は、これだから新入りはと言わんばかりに語ってみせる。 「最近、若いヤツと女が自殺する

第27話 セントラルドグマ

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繋物語ツナギモノガタリ 第26話 夜襲

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繋物語ツナギモノガタリ 第25話 救出作戦Ⅴ

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