「TÁR」が観たい!

学生の頃は映画を観まくっていたけど、仕事をするようになって映画を全く観ない時期ができ、最近になってストリーミングサービスを利用して自宅で観られるようになったので、私にとって、2000年代初頭が大きなギャップである。本当に映画を取り巻く環境に隔世の感がある。今日の雑誌The New Yorkerで紹介されていたTodd Field監督も大きなギャップを経て、昨年新作、「TÁR」を引っさげて映画業界に戻ってきている。

Field監督の経歴は多彩だ。ミュージシャン、俳優を経て映画監督になっている。映画監督への後押しをしたのが、なんとトム・クルースだったというエピソードは興味深かった。彼と繋がったのはスタンリー・キューブリック監督の遺作「アイズ・ワイド・シャット」での共演だ。私はここで話したように、スタンリー・キューブリック監督の大ファンである。Field監督が出ているなんて知らなかったし見直してしまった(Amazon Primeで観られる)。

ここは翻訳記事じゃないので内容について余り語らない。英語に関して気になったこと、調べて納得したことを書き連ねるから、原文を読む時の参考にしてくれるといい。間違っていたら指摘もして欲しい。

「a viral video」は、「ネット動画」という意味で、「chamber dramas」は、「室内劇」ということを知らなかった。

「a bright light」は、脚光を浴びるって意味だろう。私の大好きだったジェイ・マキナニー氏の「BRIGHT LIGHTS, BIG CITY」が頭に浮かぶ、マイケル・J・フォックス主演映画の同名の映画もあり、地味ながら、その当時の自分の気持ちが重なる部分があったので、彼の映画では、バック・トー・ザ・フューチャーの次に好きな映画の1つだ。その当時はVHSビデオを持っていたけど、今は…

「he vanished, at least to moviegoers,」を「彼は消えて、映画ファンになった」などと、一瞬思ってしまったが、それなら、「he vanished and become a moviegoer.」だろう。「vanish」という単語は、「to」と連結しない。これは、「彼は、少なくとも映画ファンにとって、消えていなくなった。」という意味になる。

「development hell」は、映画業界において、「開発地獄」だそうだ。「be out of practice」は、一般的な表現で、腕が鈍るとか、下手くそって意味。彼の容姿を説明する文で、「stolid bearing」が出てくるが、これは「無関心な物腰」とでも言うべきか?

「生まれるとか、出てくる」という意味で、2つの表現を使っている。「spring from」と「stem from」だけど、やっぱりライターは、同じ言葉の使い回しを嫌がるね。

同じような意味を多用する文章を読むと、英語の勉強になるだろう。この文章の中で、著名で有名な人を指す言葉を挙げてみよう。「renowned」、「luminary」、「greats」とか使われているけど、他に何が言える?私が思いつく限り言えば、「prominent」、「praised」、「laudable」、そして「eulogized」かな。他にも色々あると思うけど、表現の幅を広げていかなきゃね。

「EGOT」なんて言葉も知らなかった、「Emmy, Grammy, Oscar, Tony」の頭文字を取っていた。

そして、三角形の頂点を、「apex」と言って、底辺の角を「cornerstones」と表現している。これも覚えておこう。

「a light-bulb moment」も慣用句として覚えるべきでしょう。「ひらめきの瞬間」これに関連する言葉に「revelation」が思い浮かぶ。

恥ずかしながら、「send away for」の熟語の意味を知らなかった、「送ってもらうように頼む」だった。最初に読んだ時、自分のデモアルバムを各方面に送ったのかと思ったけど、真逆だ。

そして、「I can't get a gig.」も、英語に慣れてないと解りづらいだろう。「gig」は演奏だと思いがちだけど、芸能関連の仕事全般を指しているみたいで、「(芸能宇関連の)仕事ができない。」という意味になる。

「lunch」にも動詞があることを知らなかった。「who was lunching with Jimmy Connors,」なんてフレーズが入っていた。

そして、考え込んだフレーズが次だ。

Would you put these behind the bar?’

「put」を使ったイディオムは本当にたくさんあって、使い分けに苦慮している。未だに知らない使い方があったのが、このフレーズ、「バーには黙って、これらをやってみたら?」もしくは「バーのためにも、これをやってみたら?」なんて意味になるだろう。どちらかと言えば、前者の意味かと思う。

「cut A into shreds」とか、「tear A into shreds」という表現は一般的で知っているけど、「cut A to ribbons」という表現があることも知った。

「junket」なんて言葉も知らなかった。まあ、ここでは宣伝旅行になるだろう。

「zero in on A」は覚えていたけど、「home in on A」という表現もあったので覚えておこう。

というところだ。他の英単語はだいたい解った。でも、簡単な言葉でも、使い方を知らない事が多く、「lay」や「lead」の様々な使い方には気をつけよう。「lead a life」という使い方は知っていないといけないね。



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