専業に徹すること 3
実際に経営においては、社会の要請からしても、その二つとも続けることが望ましい場合もあろう。また一つの仕事をやっていても、そこからそれに関連して次々と新しい仕事が生まれてくるということも起こってくだろう。だからそれは大いにやっていっていいと思う。しかし、そういう場合でも、その個々の仕事については専業的に独立性の高い姿でやっていくことが大切である。つまりその一つ一つを独立の会社にするなり、あるいはそれに近い姿で運営していくということである。だから、それぞれの部門はあくまで、その分野についてはどこにも負けないという姿をめざさなくてはいけない。一つがうまくいかなくても他でカバーするというのではなく、すべての分野が独立経営体として成果をあげていくということである。
そうなれば、かりに形は総合経営のようであっても、内容的には専門細分化されて、あたかも専業の独立会社の集合体のような実態を持っているといえよう。しかし実際には、そのような総合経営でも、個々の分野ではほんとうの独立の専業会社ほどにはうまくいかないという姿が往々にしてみられる。だから、よほど独立意識を高め、経営の主体をそれぞれの部門に置くということを、考え方の上でも、実際の経営においても強く持たなくてはならないのである。
★今日の気づき★
それぞれの部門はあくまで、その分野についてはどこにも負けないという姿をめざさなくてはいけないという意識を高く持ってチャレンジを続けていかねばと今日も気づきをいただきました。
今日も感謝感謝 拝
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?