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経営は創造であること 6

一枚の絵でも、そのでき、不できによって価値に大きな違いがある。経営もそれと同じことであるが、ただ絵の場合は、それが駄作であっても、人びとに感動を与えないというだけで、迷惑を及ぼすということはない。しかし経営の駄作はそうではない。関係する各方面に多大の迷惑をかけるのである。一番はなはだしい例としては、倒産、破産ということを考えれば、経営の駄作、失敗作がいかに社会にとって好ましくないかがわかるであろう。その反対に、芸術の名にふさわしいような真に立派な経営は社会に益するところがきわめて大きいのである。

だから、経営に芸術家たる経営者は、一般の芸術家の人びと以上に、芸術的な名作を生みだす義務があるといえよう。私は芸術のことはよくは知らないが、伝え聞くところによれば、芸術家が一人前になるための修行というものはきわめてきびしいようであり、また一つの作品の制作に取り組む時は、文字通り骨身をけずるような思いで全身全霊を打ち込むということである。そのようにしてはじめて、人びとを感動させ、後世に残るような芸術作品が生まれるわけである。

★今日の気づき★

芸術家として経営をしていくと考えると、細かなところ一つ一つにも心を通わせていかなければ(全身全霊を打ち込む)芸術作品にならないのは当然だなと気づきをいただきました。まだまだ修行です。

今日も感謝感謝 拝

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