専業に徹すること 2
実際世間には、比較的小さな企業でありながら、一業に徹し、その専門の分野においては巨大な総合以上の成果をあげているようなところが少なくない。一品をもって世界に雄飛しているというところもある。
多角化して、いくつかの部門を持ち、どこかが業績があがらなくても、他の部門の成果でそれをカバーして、会社全体として安定をはかっていくというのも、それなりに一つの行き方であろうし、現にそういう姿の企業も多く見られるところである。だから、そうした行き方を一概に否定するものではないが、ただそれによって「一つぐらいうまくいかない部門があっても、他でカバーすればいい」というような安易な考え方に陥ったりすれば、これはきわめて好ましくないし、またそのような多角化によって、個々の部門が専業でやる場合ほどに発展し得るかどうかは疑問であろう。
やはり私は、基本的には、会社の持てる経営力、技術力、資金力といったものをすべて一つの仕事に集中して、そのかわり、その分野についてはどこにも負けないといった姿をめざしていくことがより好ましいと思う。そのためには、場合によっては現在二つの仕事をやっているとしても、その一つをあえてやめて一業に専念することも考えられる。
★今日の気づき★
今、何に専念するべきか考え実行していくことが重要。どこに経営力、技術力、資金力を集中していくか整理する1日にしたいと思います。
今日も感謝感謝 拝
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