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人間観を持つこと

経営は人間が行うものである。経営の衝にあたる経営者自身も人間であるし、従業員も人間、顧客やあらゆる関係先もすべて人間である。つまり、経営というものは、人間が相寄って、人間の幸せのために行なう活動だと言える。

したがって、その経営を適切に行っていくためには、人間とはいかなるものか。どういう特質を持っているのかということを正しく把握しなくてはならない。いいかえれば、人間観というものを持たなくてはならないということである。だから、正しい経営理念というものはそういう人間観に立脚したものでなくてはならないと言える。

人間は万物の王者ともいうべき偉大にして崇高な存在であるということである。生成発展という自然の理法にしたがって、人間みずからを生かし、また万物を活用しつつ、共同生活を限りなく発展させていくことができる。そういう天与の本質を持っているのが人間だと考えるのである。

経営者は、人、物、資金などを意のままに動かす権限を与えられている。しかし同時に経営者は、それらの人、物、資金すべてに対し、愛情と公正さ、また十分な配慮をもって、それぞれが最も生かされるような用い方をし、その経営体を限りなく発展させていく責務を負っているのである。もし、経営者にそうした経営体における経営者としての権限と責務に対する自覚が欠けていたら、その経営は決して十分な成果をあげることはできないのである。

人間は生成発展という自然の理法にしたがって、人間自身の、また万物との共同生活を限りなく発展させていく権能と責務を与えられている万物の王者である。そのことの自覚、すなわち人間自身による人間観の確立を根底に、個々の経営体における経営者としての自覚を持つ、そういうところから、確固たる信念に裏打ちされた力強い経営が生まれてくるのである

★今日の気づき★

経営というものは、人間が相寄って、人間の幸せのために行なう活動だと言える。人間とはいかなるものか。どういう特質を持っているのかということを正しく把握しなくてはならない。そもそも『人間の幸せのために行う』を、自分の幸せのために、自分の家族のために、自分の仲間のために、従業員のために、地域のために、、、考えていたところがあることに気がつきました。

人間は生成発展という自然の理法にしたがって、人間自身の、また万物との共同生活を限りなく発展させていく権能と責務を与えられている万物の王者。人間のことだけ考えていてはいけない、『万物との共同生活を限りなく発展させていく権能と責務を与えられている』ことも意識していかなければいけないと気づきました。

『人間の幸せのため』『万物との共同生活を限りなく発展させていくため』この2つのことを軸にいろいろ計画を修正していくところから今日はスタートです。今日も多くの気づきをいただきました。

感謝感謝 拝


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