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時代の変化に適応すること 3

たとえば、宗教というのを考えてみても、そういうことがわかる。非常に偉大な宗祖とか祖師といわれる人びとが説いた立派な教えは、その本質においてはいつもの時代にも通用するきわめて高いものが多い。けれども、その表現については、ずっと昔に説かれたそのままに今日話をしても、それではなかなか多くの人に受け入れられにくいものがある。だからその立派な教えを、いまの時代に合わせて説くことによって、初めて人びとに広く受け入れられるのである。現実に、そのようにして祖師の教えを現代的な表現に直して説いている宗団は今日にあっても多くの共感を得、信仰を集めているのである。

それと同じことで、いかに立派な経営理念があっても、実際の経営をただ十年一日のごとく、過去のままにやっていたのでは成果はあがらない。製品一つとっても、今日では次々と新しいものが求められる時代である。だから正しい経営理念を持つと同時に、それに基づく具体的な方針、方策がその時々にふさわしい日に新たなものでなくてはならない。この”日に新た”ということがあってこそ、正しい経営理念もほんとうに永遠の生命をもって生きてくるのである。

★今日の気づき★

経営理念だけでなく、具体的な方針、方策をその時々にふさわしい新たなものにしながら経営をしていかなければと今日も気づきをいただきました。具体的な方針、方策が過去のままやっていることがきっとあるので今日は点検していこうと思います。

今日も感謝感謝 拝

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