政治に関心を持つこと 4
もっとも、経済人が政治に対して要望を寄せるというと、ともすれば、自分の企業なり、業界に特別の便宜をはかってもらうためというように受けとられがちであるが、私がここでいうのは決してそういうことではない。そのようなことは往々にして政治をあやまらしめるものであり、政治を私することにもなるから、決して好ましいとはいえない。そうでなく、経済人としての観点から、何が国家国民のために好ましいかということを考え、それを要望するということである。
そういう要望が適切に寄せられ、それが政治の上に実現されていくことによって、好ましい政治が生まれ、企業内部での努力も生かされる。そこから、その社会的責任もよりよく遂行されていくことになるだろう。
だから、今日における経営者は自分の事業に懸命に取り組むと同時に、その一方で政治に強い関心を持ち、適切な要望を寄せていかなくてはその責務を十分果たしていけないということを銘記しなくてはならない。
★今日の気づき★
自分の事業、自分の業界、他の業界、地域の流れ、世界の流れ、世の中の流れなど時間の使い方のバランスを考え、偏った時間を使わないよう意識して行動していこうと今日も気づきをいただきました。
今日も感謝感謝 拝
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