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質問で「共通項」を見つける

質問はペンキの缶の蓋をこじあけるテコのようなものだ。「しかしテコがもっと長いと、缶の中のペンキをかきまわすこともできる。つまり質問が大胆なほど、物事を本当に引き起こすきっかけになる」いい質問を使えば、人の心の中にあるアイデアや答えを刺激できる。

さらに異なる文化や考えを持つ人たちを分け隔てている「壁」を質問で壊すことも狙っていた。このことは、現在のように価値観の分裂した時代にはじつに重要だろう。人々が大きく異なる観点から問題を見ているときは、一方の側が他方の側に自分の答えを押しつけようとする問題が生じる。論争になるか、対話が途切れるかのどちらかになる。だからおそらく、最も敵対している議論についての行き詰まりを打破する唯一の方法は、すぐに結論を出そうとはせず、次の点について考えることだろう。

「もし答えについて合意できないのであれば、少なくとも問いについては折り合いをつけられないだろうか?」

銃反対運動「進化」(エボルブ)、銃規制というテーマを「命を救うために私たちに何ができるか?」という大きな問題に組み替えようとしている。「私たちはさまざまな質問をすることで、銃の所持者とそうでない人とのあいだに共通の基盤を見つけました」

「私たちは中の暴力について懸念しているか?」

「銃の所持は責任を伴うことに賛成か?」

こうした質問が無条件の「イエス」を引き出したのに対し、「銃の所持者はもっと責任を負うべきだ」といった声明には、個別の防御的な答えしか引き出せなかったという。質問を「言葉による非暴力の紛争解決手段」と考えている。対立している問題に何らかの方向性を与える唯一の方法は、両サイドの人たちの関心を引きつけることであり、「彼らを脅して屈服させることではありません」

質問は言葉遣いに気を配れば、対立する両者に敬意を示し、参加を促し、対話を始めさせることができる。「これは駆け引きの技術であり、質問なしではとてもできません。

★今日の気づき★この前学んだ、『戦略的質問』(広い心と慈しむ気持ちを持った質問が特徴。オープンで好奇心に満ち、ときに挑発的でありながら、決して「正しい」とか「正しくない」といった決めつけをしない、いわば正しい質問をすれば、文化的にも、政治的にも、気質的にも自分とは大きく異なる人たちと意義深い対話ができる。このような質問は人と人のあいだにある壁を超え、共通の基盤や関心事を見つけることに役に立つ。そして、質問と会話が十分に深まると、衝突やあ問題が解決に向かい始めることもある。)を意識することと

『人々が大きく異なる観点から問題を見ているときは、一方の側が他方の側に自分の答えを押しつけようとする問題が生じる』一歩的な考えで進めるのではなく、①共通することをいかに早く見つけ、②そのことに対する質問をする。という練習を繰り返ししていくことが大事なんだと今日は気づくことができました。

状況が苦しくなると、何としてもという気持ちがわいてきたりすると「脅して屈服させて』という感情が生まれてきます。そんな時だからこそ、両サイドの人たちの(お互いの)関心を引きつけることに視点を置いて進めることがポイントだなぁ〜と気づきました。これは実践あるのみです。

今日も多くの気づきをいただきました。感謝感謝 拝

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