ことごとく生成発展と考えること
正しい経営理念というものは、単に経営者の主観的なものではなく、その根底に自然の理法、社会の理法といったものがなくてはならない。それでは、その自然の理法、社会の理法とはどういうものだろうか。これは非常に広大というか深遠というか人知をもってきわめ尽くすことはむずかしいといってもいいものであろう。しかし、あえていうならば、私は限りない生成発展ということがその基本になるのではないかと思う。
この大自然、大宇宙は無限の未来にわたって絶えざる生成発展を続けているのであり、その中にあって、人間社会、人間の共同生活も物心両面にわたって限りなく発展していくものだと思うのである。
生成発展ということは、一方で絶えず新しいものが生まれているということであるから、その一方で衰退というか、消滅していくものもあるわけである。そういう全てを含んで、全体として生成発展しているということである。事業経営においても、個々の商品なり業種については、一定の寿命というようなものが考えられよう。けれどもそれだけを見て、全体として大きな生成発展ということを見失ってはいけない。
やはり、この人間の共同生活、さらにそれを包含する自然、大宇宙は絶えず生成発展しており、その中でわれわれは事業活動を営んでいるのだという基本の認識は、どんな場合でもきわめて大切なのである。そういう明確な認識が根底にあってこそ、いかなる場合においても真に力強い経営を展開していくことが可能になるのである。
★今日の気づき★
行動を始めた瞬間、集中力が高まると同時に、目の前のことにあっという間に夢中になり、そして視野は一瞬で狭くなる。自分の呼吸すら分からなくなってしまう。毎日生活をするにあたって、『大自然の中で生かさせていただいている』『大自然の恩恵をたくさんいただいている』という感謝の気持ちが、自分の呼吸が分からなくなるのと同じように、当たり前を前提にいろいろ考え行動してしまうところに間違いが、判断ミスなどがうまれてしまうんだろうなぁ〜と今日も気づきをいただきました。地球の恩恵、太陽の恩恵、宇宙の恩恵があっての人間共同生活があるということを今日は意識をチューニングして今日もスタートです。
感謝感謝 拝
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?