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人をつくること 3

従業員に対しては常にそのことを訴え、それを浸透させていくことである。経営理念というものは、単に紙に書かれた文章であっては何にもならないのであって、それが一人ひとりの血肉となって、はじめて生かされてくるのである。だからあらゆる機会にくり返しくり返し訴えなければならない。

そしてまた、それは単に理念を説くということではなく、実際の日々の仕事において、経営者としては、言うべきを言い、正すべきを正していかなくてはならない。個人的は人情としては、人に注意したり、叱ったりするのは、あまりしたくない、できればさけたいことである。しかし、企業は社会に貢献していくことを使命とする公器であり、そこにおける仕事もまた公事である。私のものではない。だから、その公の立場から見て、見すごせない、許せないということに対しては、言うべきを言い、叱るべきを叱らなくてはならない。決して私の感情によってそれをするのではなく、使命観に立っての注意であり、叱責である。そういうきびしいものによって、叱られた人も初めて目覚め、成長していくのである。何も言われない、叱られないというのは部下にとっても一面けっこうなようだし、経営者、上司にとっても楽であるが、そうした安易な姿では決して人は育たないことを銘記しなくてはならない。

★今日の気づき★

まずは経営理念を血肉化するためにくり返しくり返し訴えることを続けていこうと思います。また、『企業は社会に貢献していくことを使命とする公器であり、そこにおける仕事もまた公事である。私のものではない。だから、その公の立場から見て、見すごせない、許せないということに対しては、言うべきを言い、叱るべきを叱らなくてはならない』と言うことを軸に行動していかなくてはと今日も気づきをいただきました。

今日も感謝感謝 拝 

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