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経営は創造であること 5

もちろん、一口に芸術といっても、その作品の価値というものは一様ではない。絵にしろ、文芸にしろ、音楽にしろ、人びとをして深く感動せしめるような芸術性の高い名作もあれば、いわゆる駄作もあるわけである。芸術作品の価値を金銭で評価するのは必ずしも適切でない面もあるが、かりにそれを一つの目安としていえば、同じ一枚の絵でも何百万円、何千万円、時に何億円もするような名作もあれば、その一方で一万円でもだれも買おうとはしないというようなものもあろう。これは絵に限らず、すべての芸術について言えることである。

そして、同じことが経営についてもいえる。芸術作品といってもいいような、見る人をして感嘆せしめるような素晴らしい内容の経営もあれば、駄作といってもいいような成果のあがらない経営もある。だから、経営は生きた総合芸術だとはいっても、すべての経営がその名に値するわけではない。工場の施設なり、できあがってくる製品、その販売の仕方、さらには人の育て方、生かし方、財務内容など一つ一つがきわめて立派であり、それらを総合した経営自体に、その企業の精神というか経営理念が生き生きと躍動している、そのような経営であって、はじめて芸術といえるのである。

★今日の気づき★

経営は芸術という視点を持つと、施設、製品、など形のあるもの。販売の仕方、人の育て方、生かし方など目に見えない事、数字として財務といろいろな面の芸術が見えてきます。どの面からみても芸術になるように経営をしていきたいと今日も多くの気づきをいただきました。

今日も感謝感謝 拝

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