宣材写真の種類

モデルさんが使う宣材写真にはいくつか種類があります。
ここでは
  ・最初の2枚
  ・コンポジット
  ・BOOK
の3つに分けて説明します。

最初の2枚

モデル事務所に入りたい時、まずは応募書類を送ります。
書類の中身は、身長体重、スリーサイズ、シューズサイズ、経歴、自己アピールなど、と写真。
昔は紙に書いたものと写真プリントを封筒に入れて郵送、が一般的でしたが、今は事務所サイトからネット経由で応募できる所も増えています。
送る写真はバストアップと全身のカットそれぞれ1枚づつというのが多いようです。
まずは、この2枚を撮ることから始まります。
こちらにも書いたように、あの滝沢カレンさんでさえ、写真が良くないと落とされるのです。「最初の2枚」の出来によって人生が変わるといっても言い過ぎではありません。

コンポジット

略して「コンポジ」とも呼ばれます。
A4か、もう少し小さいサイズの1枚の紙に5枚程度の写真が載っていて、名前、スリーサイズ、シューズサイズ、事務所の連絡先などが書かれているもの。
事務所によっては、サイトのモデルプロフィールページからPDFになったコンポジがダウンロードできたりします。
コンポジはモデルにとっては名刺代わり。自分がどんなモデルかを見てもらう基本のプロモーションツールです。

コンポジに載る写真の中でバストアップで一番大きい写真があります。この写真を「ヘッドショット」と言ってモデルさんの宣材の中で最も良く使われる、宣材の中の宣材になります。


BOOK

ポートフォリオとも言います。A4くらいのファイルに写真やお仕事の上がり(お仕事で撮った写真が使われている広告や雑誌の切り抜きなど)を入れたもの。
オーディションに持参します。BOOKには10-20枚くらい写真が入れられるので、表現の幅を見せられます。表情、ポーズ、ヘアメイク、衣装、背景などを変えたいろいろなバリエーションの写真を載せます。

大きなサイズにプリントした写真はやはり見応えがありますし、液晶と紙では質感や雰囲気が違います。

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僕も普段はパソコンの画面で写真を見ていますが、たまにモデルさんにBOOKを見せてもらうと、僕が撮らせていただいた写真がかなり見栄え良く見えてびっくりする時があります。
ただBOOKは大きくて重いので、オーディションで飛び回っているモデルさんは大変だなぁと思います。

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BOOKの内容を充実させるには多くの撮影機会を持つことが必要になります。
同じ日に撮影した写真は時間や場所の制約もありますし、同じメンバで同じ環境で撮るためにどうしてもモデルさんの雰囲気も同じ感じになりがちです。
撮影機会の少ない新人さんのBOOKは、同じ日に同じ衣裳で撮った写真が並んでいたりするので、あまり撮影していないなというのが分かってしまいます。
デビュー直後は頑張って撮影機会を増やして、早くBOOKのバリエーションの幅を広げるようにすることが大事です。


しかしいろんな場所、衣裳でたくさん撮影したとしても、マネージャーさんから「いろいろ頑張って撮っても、どれも表情やポーズが同じだと意味ないんだよね」と言われてしまったら身も蓋もありません。
撮影機会を増やすと同時に表現の幅も増やしていかないといけないのでホント大変ですね。
表情やポーズのバリエーションを増やしたい方は、フォトコーチングで表現の幅を増やすコツをお教えしていますので、ご相談ください。

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  ▽フォトコーチング


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