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「リモートワークがうまくいくことが証明された」今後仕事のあり方が変わるかも知れない

こんにちは、スマート法律相談の弁護士のカツベです。

Twitter社が社員全員に対し「希望すれば」「永久に」リモートワークを認めると発表して話題になっています。

従来から、システム開発などの仕事は物理的に会社に行く必要性がそれほど高くない職種だったと思います。

会社に行っても、基本的にデスクで作業したり、ミーティングしたりが中心ですからね。

問題は開発機密の保護や、保守の際にデータセンターに行かなくてはいけない(今は遠隔作業も多いですが、社内のIPアドレス以外からのアクセスは認めない設定が主流です)という問題もありますが、この辺りはルールさえ決まれば技術的にはクリアできそうです。

労務管理をどうするか

リモート作業が中心になると、今までの労働に対する考え方が大きく変わると思います。

2018年の記事ですが、そもそも社員が一つの場所に来て働くという考え方が合理的でないという考え方は以前からありました。

 僕が最も気に入っていないのが「就業規則」「就業時間」。なぜあんなものが決まっているのか。

 確かに工場の就業時間は大切ですよ。工場は時間で動いているので、社員がバラバラにやって来たら困りますから。朝8時半にベルが鳴って仕事が始まり、工場の機械が動き出す。12時になったらお昼休みなので、機械も人も止まる。工場はそうやらないと。バラバラに働いてもうまくいきません。

一方、工場以外の場所で働く社員は、オフィスに何時に来て、何時に帰るというのを考える必要はないはずです。ところが、カルビーには就業時間というものが残っている。在宅勤務やリモートワークに関して、カルビーは進んでいると思いますよ。喫茶店でも図書館でも、どこで仕事をしても構わないという仕組みにしました。大事なのは成果ですから。そうした状況なので就業規則も変えてしまえばと思うのですが、これがなかなか変わりません。

工場や飲食業などは時間と場所で従業員を拘束するという考え方に縛られますが、企画を立てたりシステムを組んだりという仕事は時間や場所に縛られません。

むしろ、単位時間の中でどのような成果を上げたか、どれくらい売上に貢献したかで労務管理すればよいでしょう。

リモートワークだと従業員の貢献と売上貢献度が定量的に把握できるようになりますから、いちいちどこで何時間勤務したかというベンチマークで労務管理しなくてもよいという価値観になっていくと思います。

今までもそのような価値観はありましたが、新型コロナによって社会全体の働き方に対する考え方が一気に変わったのは大きいと思います。

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リリース時に朝日新聞にも紹介されました!


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