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給与ファクタリング業者に集団提訴 入口は違えど闇金です!

こんにちは、スマート法律相談の弁護士のカツベです。

 「給与ファクタリング」とは、給与をもらう権利を業者が買い取って金を渡し、後日、莫大な手数料を加えた金を支払わせるものです。訴えを起こした埼玉県内に住む50代の男性ら9人は、「給与ファクタリング」業者から年利換算で最大1409%という不当な利息で金の返済を求められたとして、業者側を相手取り、あわせておよそ440万円の損害賠償を求めています。

給与ファクタリングというのは耳慣れない言葉かも知れません。

そもそも、ファクタリングとは債権の買取のことで、「来月払ってもらえる債権を今すぐ現金化したい」という需要に応えるものです。
ファクタリングサービスを使うことで、債権者は債権を早期に現金化できることになり、ファクタリング業者はその対価として手数料を得ます。

給与ファクタリングは、給料日前に給料債権を買い取ってもらって現金化するものです。

債権の買取という方式を取っていますが、実態は将来入ってくる給与債権を担保にした貸金であり、利息制限法以上の利息を取っているような場合、契約が無効となることがあります。

こちらに、悪質な給与ファクタリング業者への対応マニュアルがあります。

闇金は手を変え品を変えアプローチしてくる

そもそも、闇金というのは金貸しというより、少額の金銭を貸すという形で因縁をつけているという方が実態に近いと思います。

約束通りの期日に返済しても受け取らなかったり、難癖をつけて手数料やら賠償金やら(すべてみなし利息)を上乗せするという手口の恐喝行為に近い行為です。

闇金という実態を明かして商売をするとスレた客しか来ないため、給与ファクタリングなど、違う業態であるように見せかけて集客していますが、実態は闇金です。

こういった業者に目を付けられると、職を失ったり、弁護士費用などで余計な出費を余儀なくされてしまいます。

返済やカードの支払いなどを延滞したくないという気持ちは分かりますが、月々の支払に困ったら、弁護士に相談するなど(借金の相談については無料で受け付ける法律事務所も多いと思います)、冷静な対応を取ることをお勧めします。

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リリース時に朝日新聞にも紹介されました!


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