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明日の親子遠足、夫に託しました。

保育園の親子遠足
わたしは行かない選択をした。

今までやったことのない
そのチャレンジが
いよいよ明日になった。


明日は
3歳2か月と5歳10か月の
やんちゃすぎる息子たちの
新しい保育園のはじめての遠足だ。

今まで住んでいた東京の保育園は
「子ども」だけの遠足だったし、
普段作り慣れていないお弁当だけを
用意するパターン。

それだけでも
お料理苦手族としては
なかなかのミッションだった。


転居した名古屋の保育園は
「親子」一緒の遠足だという。
新しいそのシステムにドキッとした。

近くの公園にでも
ふら~っと行くものかと思っていたら

なんと!
テーマパークに行くとのこと。

おまけに
現地集合&解散という
なかなかのミッションがついていた。


そのお知らせをもらったとき
わたしは正直ドキッとした。

勘弁してよ・・・
こんな声も出てきた。

思わず半笑いしてしまったのだ。


わたしは
息子二人がいる外出が
なんとも苦手なのだ。

予想不可能な動き
左右バラバラに走り出す
声をかけても聞こえない

そんな状況が
ヒヤヒヤして生きた心地がしない。


がんばり屋のわたしは、
何とか行く方法を考えるけれど

「無理だ・・・」
「イライラする自分が想像できる」
「娘たちとなら行けるのに・・・」
「今回は勘弁して」

そんな弱音という名の本音が
ジャンジャン出てくるのだ。


親子遠足の出欠確認表には
「欠席」に〇をつけて提出した。

「ごめんね・・・」
「お母さん、二人を連れていけない」

正直に話した。

5歳の長男には
やっぱり泣かれた。

そりゃそうだ。

わたしだったら
行きたくてたまらないだろう。

長男の涙に共感しつつも
もう一人のわたしが
本当に無理だと何度もサインをだしていた。


遠足の日が刻一刻と近づいてくる。

申し訳なさが日に日に増していった。


そんな選択をしたわたしを
夫は決して責めてこなかった。

ただただ有難かった。


遠足の日が1週間後に迫ったある日、
夫が言った。


「遠足の日、休みになったよ!」
「どうする??」と。


「えっ??本当?」
「出欠席の締め切り過ぎてるけど、
先生に確認してみていい?」

わたしは即返事をした。


保育園の有難い配慮もあり
親子遠足参加が土壇場で決まった。

二人の息子にそれを告げると
飛び上がって喜んだ。


「おかあさん、マジでありがとう!」
「ホントにホントにめちゃくちゃうれしい」
「だいすきすぎるよ、おかあさん!」
「サイコーだよ!」

行けないことがわかったときに
涙を見せていた長男は
自分史上最高の言葉を並べて
それはそれは喜んでいた。


「あぁ~よかった!」
夫にそのときの状況を説明して
ホッとしたわたしがいた。


無理して連れていく。
その選択もできたはずだが、
本当に行けないと
もう一人の自分が言っていた。

以前のわたしなら
そんな声を聞かないフリをして
「お母さんだから」と
必死にやっていたはずだ。


でも、
今回はできないと口にすること
夫に息子たちを託すこと
締め切っている事柄をくつがえすこと

今までやったことのないことを
やることができた。


遠足前日の今日は
三人分のリュックを準備した。

しおりを見ながら
持ち物を中に入れていった。

こういう作業はめちゃくちゃ好き。

当日は
三人分のお弁当を朝から作る。

苦手だからこそ
前日にできるものは下ごしらえした。


連れて行けない
そう思っていた親子遠足。

明日は
わたしが頑張らなくても
連れて行ける。

わが家のチーム男子が
どんな風に楽しんでくるのか

想像したらたまらなく楽しい。


苦手なこと
これからもたくさん頼る
言いたいこと感じたことを相手に伝える

そんな風にこれからも
自分に正直に生きていきたい。

そう感じた出来事だった。

息子たちよ、
お父さんとたくさん遊んでおいでね!

お母さんは
いっぱいの愛情を
お弁当箱とリュックに詰めるからね。


遠足前の
わくわくソワソワした
あの懐かしい気持ちが蘇ってきた。



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