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双子っていいな〜。9歳になった娘たちの絆。

わたしには
双子の娘がいる。

アデノウイルスを
見事にバトンリレーした2人だが

双子らしいエピソードが
たくさんある。

今日はそのなかの1つを
ご紹介しよう。 


わが家では
体調が悪くなると
みんな一緒に寝る寝室から出て
別の部屋で
わたしとその子が寝るスタイルをとる。

トイレに起きたり
熱くて起きたり
咳で起きたり
お茶を飲みたくて起きたり

「お母さん…」と
何度も呼ばれ目を覚ますので
その作戦をとっている。


先日もお熱の子がいたので
別室で寝るため
就寝時間になったときに
いつもの寝室で寝る子たちを送った。

全員そろわない寝室が
いつもより広く感じて

元気な子たちは
どこかさみしげに手を振っていた。

「おやすみ〜」
「お母さんはあっちで寝るから
何かあれば声かけてね〜」

そう伝えて
寝室の扉をしめた。



翌朝、

元気な双子の片割れが
わたしとお熱の双子の片割れに
起き抜けの姿で
話し始めたことがある。


「きのうさ〜
おやすみって言ったあと
泣いちゃったんだ〜」

「〇〇が鼻がつまってるって
言ってたから心配でさ…」

「そのまま息できなくなって
死んじゃったらどうしようかと思って」

「涙が勝手に出てきちゃったの」

「もう息できる??」

扉をしめてから
そんなことを
彼女は思っていたのかと考えたら

想像力のすごさに
かわいいなと思いつつ
思わず笑ってしまった。


それを聞いたお熱の子は

「何それーーー」
「そんなんで死なないよ!」
「もう大丈夫だよ!」
「ほら、吸えてるでしょ!」

笑いながら返していた。


「元気になって良かった!」と
心底安心した様子が
心配症の娘から
伝わってきた瞬間だった。



双子の娘たちは、
こちらが想像する以上に
いつも片方の方のことを
自分ごとのように捉えているなと
感じることが多い。


いつも一緒だからこそ
離れたときに不安になるのだろう。

お腹のなかにいるときから
ずっとずっと一緒だから
そこを想像すると
双子の気持ちが一瞬わかったような
気にもなる。


そして思う。

なんか双子って、
いいな〜と。

わかり合えたり
励ましあったり
支えあったり
心配しあったり
競いあったり

そんな存在が
めちゃくちゃ近くにいる。

しあわせなことだよな〜と。


わたしには
2つ下の妹がいるが

小さな頃はケンカもたくさんしたが
妹の存在は
安心感しかない。


双子とは違うけれど
その安心感はわかる。

娘たちは
その安心感よりも
また濃度の違う安心感を
常に感じているのだろう。


これからも双子の母親として
彼女たちの絆の強さや深さを
間近で見ていこう。

それも子育ての楽しみだな。

大変だった小さな頃の
双子育児から
ここを感じられるようになるまで
9年。

あと9年したら
どんなことを感じているのだろう。

楽しみしかない。


今日は冬休みの双子と
女子会をする。

娘たちが親友のような存在に
少しずつ変化しているのもおもしろい。

うまれてきてくれてありがとう。


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