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私が大事に思っていること

私見です。
私は、工業高校の教員は、自分の専門分野の知識・技術を高めるために、学び続けることが一番重要だと思っている。
そして、自分の専門が何よりも好きであること。

そうでないと、中学校を卒業したばかりの生徒たちに、工学の難しい専門知識や技術を、生徒たちが分かるように授業をすることは困難である。
ただ、単に、専門の教科書を読んで、説明して、、、、を繰り返しても、理解できる生徒はほとんどいないし、何より楽しくない。

中学校を卒業したばかりで、ほとんどが学校の勉強以外にしてこなかった生徒たちに、工学の専門知識・技術を学習することは難しい。
正直、数学・物理・英語などの基礎的な知識が正直たりない。

そんな中でも、私は、自分の好きな専門を分かってもらいたい(生徒たちに、分かったと思う、できたと思う)

だから、教材研究、授業準備に多くの時間を割きたい。

難しい専門知識・技術を正確に、きちんとすべて理解させることは困難だと思っている(不可能?)
ただし、工学のエッセンスを身に付け、工学センスを磨き、技術の楽しさを知ってもらう事はできると思っている。
(例えば、ややこしい公式を使った難しい計算はできなくても、それがどんな現象なのかをイメージすることはできるようになる。
できなかった事ができるようになる。自分の力で、1からモノを作り出せる。その過程で、自分で調べて考えて、今、身に付いている知識や技術で解決することを身に付ける、など)

それが、卒業後に、就職しても、進学しても、彼らが自分で学んでいく力につなっがっていくと思っている。
技術はどんど進歩していく。それでも、基礎的な事は変わらない。
「自分で学んでいく力」、重要な力だと思っている。
誰かに教えてもらうのが当たり前、教えてもらっていないことは知らなくて、できなくて当たり前では、社会で生きていけないと思っている。

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