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僕が教育事業を作る理由、そしてこれからの夢

はじめまして!小学校の教員をしているやっすーと申します!
元々は診療放射線技師として働いていたり、その後医療機器ソフトウェアの開発する企業で勤務していたりと教育とは畑違いの仕事をしておりました!そのような中なぜ自分がこれから子どもの教育事業を携わりたいと思うようになったのかを書きたいと思います!


教育に興味をもったきっかけ

小学生の頃から小さい子どもの世話をしたり、遊んだりすることが大好きでした。小学6年生の時によく1年生を家に呼んでゲームをしたり、幼稚園児と一緒に遊んだりすることがとても好きでした。さらに数学が得意であったため友達に数学を教える楽しさや喜びを強く感じるようになりました。高校生の時、吹奏楽部の顧問の先生がとてもエネルギッシュでいつも元気をもらえる先生でした。そのような姿を見たときにいつの日か『先生』という職業に憧れをもつようになりました。

社会人になって言われた一生忘れられない言葉

高校3年生、いわゆる進路選択の時期の時、私は教育の携わる仕事に就きたい、学校の先生になりたいと思っていました。しかし周りの大人から、「学校の先生はきついから辞めたほうがいい」「安定した医療職を就いて、定時に帰れる仕事がいい」とネガティブな意見がありました。その当時、自己決定する力がとても弱く、周りに流されやすいところがあったため、心の中で思うやりたいことと周りの意見とのギャップに苦しんだ上、自分の進みたい道とは違う道を選択しました。
大学を卒業した後、新卒で働いた病院では地獄のような日々が待っていました。毎日のように怒られ、仕事のミスも多く本当につらい日々を経験しました。食事が喉を通らない。美味しいご飯を食べても、寝ても漠然とした不安だけが残る。そんな毎日を過ごしている中でふと自分の中にこんな問いが生まれました。「自分の本当にやりたいことって何だろう?」
やっぱり子どもに携わりたい、教育に携わる仕事に就きたい。そんな思いが心の根底にあることは間違いありませんでした。しかし、ふと我に振り返った時、今社会のことも知らない自分が子どもたちに何を伝えることができるだろう?何を伝えたいのだろう?その答えを明確に出すことができませんでした。そこで社会という波を肌で感じたい、そんな思いでベンチャー企業に近い会社で働くことを決意しました。

副社長との出会い


大企業とは違い少数精鋭のスタイルの会社であり、副社長の下で働かせてもらえるという貴重な経験をしました。そもそも仕事の進め方、マーケティングのこと、資料作成、市場分析、細かく丁寧に伴走していただき、時には厳しく指導を受けることもありました。そこである時、副社長からの問いに安直に「分かりません、教えて下さい。」と言ったとき、副社長からこんなストレートな返答がきました。「簡単に答えを求めようとするんじゃない。」まさしく、24歳の当時の僕には直球の言葉でした。今まで親がこういうから、あの人の言う通りにしよう。そんな選択基準で自分の方向性を決めていました。しかし、これからVUCAと言われる時代、何が正しくで何か正解なんてありません。自分で問いを作り出し、それを自分なりの答えをだしてみる。これが大切なことなんじゃないか。これが子どもたちに伝えたいことなんじゃないか?という情熱の芽が生まれました。
もちろん、国語算数理科社会も大事。しかし、それよりももっと大事なところ、自分のやりたいを大切にして探究していくこと、安心・安全の場で自分を思いきり表現する場。そんな夢と仮説をもち現場に入りました。

認定NPO法人TeachForJapanとの出会い

2年という短い期間ではありましたが、たくさんのことを教えていただいた企業を退職し、認定NPO法人TeachForJapan(TFJ)のフェローシッププログラムに参画し小学校の教員になることを決めました。元々このプログラムのメリットとして教員免許がなくても現場に赴任できるということがあったため、いち早く現場にたち肌で感じたい、そして子どもたちと関わりたいという思いがあった自分にとっては最善の仕組みでした。TFJには外資系の企業を退職してプログラムに参加したり、フェロー後は起業したり、政治の道に進んだりと多様な人たちとの関わりがさらに自分の教育に対する考えと情熱を促進させるきっかけとなりました。


教育現場の限界

今現在(2023年9月)は教員2年目、フェローラストイヤーということで、少しずつでありますが、教員という仕事、学校現場の仕組みを肌感覚を感じることができるようになりました。そこで感じた教育の課題はたくさんありつつも、急速に変化する社会の変化に対応が難しい現場の限界、ICT教育、キャリア教育、探究型の教育、不登校児童対応、GIGAスクール構想、非認知能力、たし算的に増えていく教育。教員不足、社会から求められるニーズへの対応。複合的に課題はたくさんあり、これでは先生たちが疲弊し病んでしまうのも時間の問題ではないか。そして子育てに対する社会の目や子どもを取り巻く環境も厳しくなり、子どもを支える親御さんも孤立してしまうのではないかという危機感をもっております。

子どものもつすごい力

それでも、子どもは可愛いし、とんでもない力をもっていると思います。家庭に生きづらさを抱えながらも一生懸命勉強する姿、【先生、大好きだよ】と素直に表現してくれる女の子、そんな子たちと一緒に一人の人として対等に関わることを前提に学校現場で働いています。そんな子たちと毎日関われる自分は幸せだなと感じるし、やっぱり子どもたちの笑顔を見ると喜びと涙がでてきます。無限にある子どもの可能性を伸ばし続ける教育をしたい、自分を人生に当事者としての意識を強くもち、自己決定してほしい、そして学校や親御さんだけでなく、様々な大人たちが関わりながら包括的に子どもをサポートする仕組みを作りたい。そんな思いで土日は子どもと遊ぶイベントを企画したり、体験型ベースの場を提供しています。そこでは子どもたちが安心・安全のある空間で自由に自分を表現できる場を作っています。そこには、自分の思いに共感してくれた同志と一緒に挑戦しています。仲間がいるって本当に心強いです。。

初めて企画したプレーパーク。
キャンプ場を使って自分たちでやりたいことをやってみる。
古民家で絵本とご飯を楽しむ会、そこには親御さんもゆっくりできる素敵な会となりました。

これからぼくがやりたいこと

色々と自分の原体験も踏まえたくさんのことを書きましたが、僕は【すべての子どもたちに輝きを】というビジョンのもと、どんな環境で生まれたとしても自分の可能性を最大限発揮し、自分も相手も大切にできる社会を作っていきたいと思います。そのために、子どもたちの好き、やってみたいをベースにした体験プログラムの開発、そして親御さんが子育てや子どもとの関わり方の悩みなどをふらっとに話せる場を作っていきたいと思います。さらに、素敵な大人と関わることも自分は大切だと思っているため、【この人いいな、こんな風になってみたいな】というロールモデルとなる大人とのつながりをもてるような仕組みを作っていきたいです。ゆくゆくは世界の子ども
と日本の子どもつなげるハブになりたい。そんな夢もあります。

そんな中、子どもの人生に関わることができる幸せを感じながら、本気で熱をもち社会や他者に貢献していく。そこにあるのは子どもが大好きであるというただ一つの思いなのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!


福岡よかことビジネスプランコンテスト2022にて地域活性化賞を受賞しました。服部県知事含む行政の方の前で自分の事業についてプレゼンさせていただきました。
これからも熱を大切に。


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