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「本を囲んだ語り部屋」2022/10/16 新井紀子さん『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

日曜朝のTwitterスペース「本を囲んだ語り部屋」
今回は新井紀子さんの『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を取り上げました!!

改めて読解力とは何かを考える時間になりました。言葉を文字通り理解するだけではない読解力、文脈や行間を読みながら書き手の言いたいことを評価判断せずに読み取る力が大切ですね。

以前「オノマトペ・音象徴・共感覚の不思議」という記事を読んだことを思い出しました。擬音語や擬態語を総称したオノマトペ、日本語にはオノマトペがとりわけ豊かに存在していると書かれていて、あたらめて先人の作ってきた多様な表現にもっと触れたいなーと思いました。

宮沢賢治作品から抜き出してみました
・そのとき、風がどうと吹いてきて(どんぐりと山猫)
・アルコールが青くぽかぽか燃えていました。(グスコーブドリの伝記)
・かたつむりはふきのつゆをどくどくのみました。(蜘蛛となめくじと狸)
・蛙はどくどくどくどく水を呑んでからとぼけたような顔をしてしばらくなめくじを見てから云いました。(寓話 洞熊学校を卒業した三人)

読解力は決して言葉だけではなく、音、色、形など様々な感覚を統合していく力なのかなと思いました。
そんな自分はビールをどくどく飲みたいと思います!!

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