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笹田靖人オリジナル作品一覧

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笹田靖人のオリジナル作品の一覧になります。 新旧代表作品を集めてます。
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隅々まで観て欲しい!孤独を表現した作品です。

「犀の角」 970×1303mm/アクリル・キャンバス/2021年 僕は、お坊さんの話をYouTubeで良く聴くんです。 どうやったら孤独というものを耐えれるんだろうか・・ということを考えて描いた作品です。 これは犀が描いてあるんですが、「犀」というのは仏教では孤独を意味するとのことです。 「犀の角のようにただ独り歩め」というお釈迦様の言葉があるのですが、基本的に犀は群れることのない動物です。人間も同じように孤独であり、真っ直ぐに一本伸びる犀の角のように自らの信念を

巨大キャンバスに描いた作品「KUJAKU」、自分史上1番大きなサイズ

今日は2017年に描き上げた作品に関して、今までも作品発表の取材などで伝えてきましたが、noteで僕のことを知ってくれた方々にこの作品が出来るまでのお話をしたいと思います。 この作品は自分史上最大の高さ240cm×幅175cmとなる巨大なキャンバスに挑戦した作品になります。 実はこの作品の描くきっかけになったのは、その1年前の偶然の出会いから話は始まります。 2016年は、渋谷パルコが43年の歴史に幕を閉じてリニューアルの為閉店しました。その時、渋谷パルコ店閉店における

笹田靖人が見た浮世絵の世界を描いてみた

この絵は今年に作成した作品です。  「がしゃどくろ」 2021年/アクリル・キャンバス/910×910mm この画は浮世絵の幽霊画の世界なんですが、それを僕の要素として部分的に機械化してみたりと色々と遊んでいます。 がしゃどくろ・滝夜叉姫をこの絵の中にコラボしたらどうなるんだろう?と思い僕なりの解釈で表現しています。 あるべきものが全く違うものに置き換わっていたり、現代風なアイテムにアレンジしていたりと僕の思うままの感じたままのがしゃどくろ・滝夜叉姫がこの画の中に表現

画家の笹田靖人です。

皆さん、はじめまして。 画家の笹田靖人と申します。 僕は物心つく前から絵を描いてきました。 絵を描くと周りの大人から褒めてもらえてそれが嬉しくて、大人になった今でも絵を描き続けています。 一度は就職してイラストレーターとして勤めた事もありますが、自分の頭の中に浮かんだものを形にするのと他人に頼まれて指定されたものを描く事の違いに耐えきれず、3ヶ月で辞めてしまいました。 その後は学生時代から一緒に展覧会などを手伝ってくれていた 弟と二人三脚で活動しています。 僕が今まで

生き残るために兄弟で絵の売り方を模索していた

この作品を制作するのに1年以上の時間がかかりました。 全てボールペンで描いています。通常の背景はアクリルを使っていたりするのですが、この絵は背景も全てボールペンになります。 今から10年くらい前の作品です。 ボールペンで黒いところと灰色のところを表現するために、ボールペンを壊しながら描いていました。 ほとんど出なくなったボールペンと新品のボールペンを使い分けながら描いています。 実はこの絵を描いてる時、僕は無収入でした。そんな状況でもこの作品が完成したのは、その時に弟

「絵は自画像」画家・笹田靖人

自画像って言うと、自分の顔を描くというのが当たり前のことなのかも知れないけど、実は僕が描く作品は全て自分がテーマなんです。 自分が感じたことを絵の中に形にしたり、色にしたりするので、自分の知らないものは描けない。 自分を写す鏡みたいなように、描いた作品がその時の自分そのものなので常に僕の作品は自画像なんです。 僕には描けなくなることがない、スランプが無いんです。 常に自分のことを描いてるので、「これしたいあれしたい」というものを自分に問いかけて絵を描いているので、スランプ