不幸だと思っている人が知っておきたい事

「あなたは今、幸せですか？」

よくある問いですが、あなたはなんて答えるでしょうか。

”幸せの定義が曖昧なんだからこの質問自体が愚問”みたいなもっともらしい事を言っちゃうと話が進まないので、今回は幸せ・不幸せについて掘り下げていきます。

人間は心配性だけど、健康面に関しては滅法疎い

人類に限らず、生命は全て生存競争を生き抜く過程で多くの外敵や危険にさらされていました。結果として、敵の気配に敏感に注意を払える心配性の個体がこの生存競争を生き延びてきました。ハリネズミはスカンクなんかは、もはや外的からの防御がアイデンティティになっていたりと、進化の過程に於いて"外的から身を守る"のは重要な位置付けとなっています。人間も、この名残りがあるために基本設定として本能的な恐怖や心配性・不安症の遺伝子が残存しています。

ちなみに、人間は距離感を測るのが生物の中でもとりわけ優れています。この能力は、人類によって外敵であった蛇が直進してくる動きに敏感になったため発達した能力だと言われていて、進化の過程の中に「敵」という外的要因が大きく影響している事が往々にあるのです。