暗黒への誘い

Tr6-10 暗黒への誘い

裏ボスに辿り着く手前のクライマックス感溢れるダンジョン曲で、1の「フィニスの門」的な立ち位置の楽曲です。
このダンジョン割と直ぐに裏ボスまで辿り着いてしまうので、結構気合を入れて書いた曲なんですが、あまり長く流れる事は無いという不遇な曲でもあります(笑)

単純な話なんですが、曲発注の際に、この曲はラストダンジョンの曲なので所謂「フィニスの門」的な立ち位置の曲ですと聞いて、これは気合を入れて書かねば！と望んだ結果、実はそのダンジョンめっちゃ短くてあまり曲流れる時間長く無いかもですという事を後々から知る事になり、少しだけ意気消沈した、という最初からそのあたり確認しとけよ、ってお話です(笑)

曲としては頑張っていい曲になるよう作ったので、サントラでは是非その供養としてたっぷり聞いて頂ければと思います！

全体的な音楽のサウンドや構成は「フィニスの門」をだいぶ踏襲しており、シンセ要素の強いリズムトラックと、深いリバーブの聞いたピアノの音色がメロを取る部分など、オクトパストラベラーシリーズのラストダンジョンのイメージとしてある程度統一感を持たせるよう意識をしています。

もちろん統一感を持たせる要素としてだけでなく、今までほぼアコースティックな要素で構成されてきた楽曲が、ここにきてシンセのキックやブレイクビーツ的なリズムが加わってくる事によって、「異質な空間」であるという事を表現する意図もあり、ドラマティックな音楽の展開も相まって、クライマックスのダンジョン曲にふさわしいものになるよう意識して作っています。

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