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明日を求める者たち/明日を望まぬ者

Tr6-13 明日を求める者たち

第一形態を倒した後、いよいよ最後の戦いが始まるぞ、という時に流れる、「明日を望まぬ者」の前奏的扱いの曲です。
楽曲解説とは関係ないですが、第2形態の8人での総力戦は胸熱でしたね。

この曲が「明日を求める者たち」という主人公達をフューチャーした曲名になっていて、次の「明日を望まぬ者」がヴィーデ側をフューチャーした対をなす形になっているのも趣ポイントかもですね。


Tr6-14 明日を望まぬ者

いよいよ物語の最終盤、本作の中でも一番心が燃え滾る楽曲を!と気合を入れて作りました。

第1形態→シンフォニックロック、第2形態シンフォニックメタルという構成はオクトパストラベラー1のガルデラ戦と変わりませんが、ボーカルが男性になってより熱気を感じる仕上がりになったのではないかと思います。
男性ボーカルでのコテコテ油ギトギトのこういったアレンジ、チャレンジしたかったのでとても楽しく作った記憶があります。
第1形態を作っていた時から、第2形態はこういうアレンジにしよう、と珍しく最終形までが明確にイメージ出来ていた曲で、大体こういう時はすんなりと作業も進んでいくので、ランナーズハイみたいな感じで走りきった印象でした。

第1形態と第2形態のアレンジの違いに触れるとすると、
まずはシンプルにTempoが上がっていますね、第1形態は164で、第2形態は180なのでそれだけでもだいぶ与える印象が違うと思います、テンポが遅いとどっしりとした重厚感を感じますし、テンポが上がると切迫感や緊張感が出てきます。
演奏者からしてもこの180というテンポはかなり早い部類に入ります。
イメージとしてはかなり必死にくらいつかないと気を抜いたらすぐにテンポに置いていかれてしまう感じです。
なので、そのギリギリの綱渡りのような状態が、この緊張感を産むわけです。

打ち込みのシンセだけで作るのであれば、機械なので無限にテンポを上げていく事が出来るのですが、反面こういったギリギリの緊迫感に欠ける感じになってしまいますから、人間が演奏するならではの表現という感じですかね。
これがライブだと映像付きで更にその緊迫感がお伝え出来るのですが、いつか実現するといいですね。

「明日を望まぬ者」というタイトルも宮内Dと考えたのですがとても気に入っています。
フリーランスになってから日曜の夜の絶望感をしばらく味わっていないのですが、まさにこんな気持ちになりますよね、ずっと夜を望む気持ちを誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか。


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