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エピローグ/明日への旅路

Tr6-16 エピローグ

本作のエンディングスタッフロールでは「エンディングテーマ」が終わった後に、この「エピローグ」が再生され、そのままトラベラー達のエピローグイベントに移っていきます。
そのエピローグイベントとスタッフロールを繋ぐ為の曲として作曲しました。

エピローグシーンでも継続してこの曲が流れ続ける為、ループする楽曲なのですが、1周目のループと2周目のループで展開が違う事に気付いた人っているでしょうか?

1周目はまだあくまでスタッフロール中に流れる部分なので、ある程度音楽的にもまだ起伏を残して、2周目はエピローグのしっとりとした再会のシーンに合わせて、少し起伏を抑えた雰囲気にして欲しいという宮内Dの要望により、こういった作りになっています。

本作の象徴でもある「歌」の要素も入れたいなと、この曲でもYuria Miyazonoさんに歌唱頂きました。


Tr6-17 明日への旅路

ニューデルスタの劇場に集まる懐かしい旅の仲間たち、そこでスターになる夢を叶えたアグネアが訥々と語り始めます、「生きるとは、旅をすること」
このセリフ実は1の時にも同じセリフで締めくくられいるんですよね、オクトパストラベラーで表現したい「旅」とは何かが、この言葉に込められているような気がします。

「エンディングテーマ」でメインテーマのモチーフの引用が無かったのは、この真のフィナーレの為に温存しておく為で、そういう意味ではこの「明日への旅路」までを含めて、エンディングテーマと考えることも出来るのかもしれません。

冒頭部分のアルペジオは「エピローグ」のモチーフを引き継いでいますが、「エピローグ」では少し起伏を抑えた、しんみりとするような平穏な雰囲気だったアルペジオのモチーフが、この「明日への旅路」の冒頭では少し温度が変わって、緩やかに物語がまた動き始めたような、そんなイメージでアレンジしました。

そこから、1:16〜のあたりからは、オクトパストラベラー2のメインテーマでは違った雰囲気にアレンジされたこの部分のモチーフが、オクトパストラベラー1のメインテーマの時のような雰囲気で演奏されるようにしてみました。

このシーンでは出来上がった音楽に合わせて、アグネアの語りのテンポを合わせてもらったりと、フィナーレのイベントに相応しいものになるよう、拘った仕上がりになっています。


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