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秘密の楽園トロップホップ/蒸気の鼓動ロック島

Tr4-2 秘密の楽園トロップホップ昼/夜

僕はRPGのこういった南国の雰囲気のタウンの楽曲といったら真っ先にFF7のコスタ・デル・ソルを思い出すんですが(笑)
そのイメージが強いからか、南国といったらボサノヴァでしょう!というだいぶ捻じ曲がったRPG音楽感によりこういった曲調になりました。(実際どうなんでしょう、みなさんRPGの南国的なエリアの曲ってどんなものを連想しますか?)

そもそも、ボサノヴァは南米を起源とする音楽ですが、全体的な雰囲気としてどこか気怠さというか、空気がゆっくり流れているような印象を感じさせる音楽で、それがこういった南国のリゾート地の音楽としてマッチするのかなと思います。

全体の雰囲気としてはボサノヴァを基調としながらも、よくよく聞いてもらうと、トト・ハハやオーシュットのテーマにも入っているカリンバのアルペジオのフレーズを混ぜ込むなど、地域としての統一性も持たせるような工夫も凝らしていますので、その辺りも注目して聞いて頂ければと思います。


Tr4-4 蒸気の鼓動ロック島昼/夜

この曲の「蒸気の鼓動」というネーミングも結構気に入っていて、まさしく蒸気機関の発明により近代化が走り初め、その鼓動がこの島全体を脈動させているという、そんな雰囲気を音楽で表現出来るようにしました。

この曲で全体的にリズムを構築している音は、実際に鉄や木などの物質を叩いたものをシンセサイザーとして脚色・加工した音色で、それがまるで機械の鼓動のように聞こえるようなサウンドを目指しました。
そこでメインのメロディを取るのはチェロとトロンボーンで、どちらも中低音を担当する楽器ですが、重心が下にあるような、ずっしりとした重量感を感じて頂けるかなと思います。

このトロンボーンソロは半田信英(@hannobu)さんにお願いしています。

一転して夜ver.の方では、仕事が終わって島全体の脈動が眠りについたような静けさを表現出来るように意識してみました。
労働者の休息と共に島は眠り、また朝になると脈動する、そんな雰囲気を表現出来るような音楽を目指しました。


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