勝利のファンファーレ/敗北のレクイエム

Tr3-3 勝利のファンファーレ

2の音楽はなんだかんだでモチーフなどを1から引き継いだ楽曲って数少ないのですが、このジングルはタイトルもそうですし、内容もほぼそのまま1のものを持ってきている曲です。
ジングルってやはりIPの中で統一されている事に安心感を覚えますし、もしかしたら一番変えてはいけない部分なのかもしれませんね。

しかし、ファイナルファンタジーの勝利ジングルもそうであるように、色々遊んだりアレンジ出来る部分は残っていて、そこをどう変化させるかが腕の見せ所と言えるのかもしれません。

この「勝利のファンファーレ」ではファンファーレの後のループ部分が1とは違う雰囲気になっていて、音楽的にいうとファンファーレは4/4拍子ですが、ループ部分は6/8という3拍子系に変化しています。

3拍子系の拍子は、ワルツの拍子としても使われている事からもお分かり頂ける通り、次の小節への強い推進力を持っていますので、今回のループ部分も跳ねるような3拍子のリズムが、より祝祭感を増すような印象に寄与しているかと思います。

楽器も1の頃はティンホイッスルでしたが、2はヴァイオリンと、また違った雰囲気をお楽しみ頂けるのではないかと思います。

また、これは気付かれた方かなり少ないと思うんですが、この曲にも「声」が入っているんですよね。
耳を澄まして貰うと、コーラスがオケのバックにうっすら聞こえる事が分かって頂けるかなと思います。
2は「声」も新要素として重要な楽器ですので、ジングルにも入れてみました。

Tr3-4 敗北のレクイエム

こちらはアレンジこそ違えど、もうほぼほぼ1と変わらないですね。
ブラインドテストしたら自分でも気づかない自信があります(笑)

しかし、こちらにも「声」が入ってるんですよね。
細かなポイントですが、注目して聞いて頂けると嬉しいです。

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