ブライトランド地方/ウィンターランド地方
Tr1-15 ブライトランド地方
ブライトランド地方は緑の木の葉舞う光あふれる爽やかな雰囲気が特徴的な地域で、またニューデルスタのような都会の雰囲気を持つ大陸でも一番発展している地域でもあるので、そういった爽やかさと煌びやかさを表現できるように心がけました。
象徴的なサウンドとしてはピアノのキラキラした音色に、ストリングスの温かみのある音が折り重なったような雰囲気が言えると思います。
今回フィールド曲は1の頃と比べて少しスケールが大きい風に感じている人も多いかもしれません。
これは今までの楽曲解説でも書きましたが、1の音楽を更に発展させるにはと考えた結果なのですが、逆にもしかしたら聞き疲れしてしまう部分もあるかもしれないな、とは作りながら思っていたところでした。
しかし今回どのフィールドにも夜バージョンがあるので、静けさはそちらに取っておいた方がいいのかも、と思い、今の形にいたります。
そっちの方が昼夜の緩急が付けやすいですしね。
Tr1-17 ウィンターランド地方
ウィンターランド地方はオズバルドの旅の出発点であり、吹雪が吹き荒ぶ過酷な環境が象徴的な地域です。
この地方を音楽で表現するにあたり、ただただ雪の冷たさや過酷さを表すだけでなく、そこにオズバルドの背負う使命や旅の過酷さを重ねられるような表現を意識しました。
オクトパストラベラー1のフロストランド地方と同様に、雪をテーマにしていますが、フロストランド地方の表現は例えるならば寒いながらも暖炉の焚かれた部屋で暖かいシチューを飲みながら眺める雪の姿を表現するようなイメージで、
一方ウィンターランド地方では、その過酷なまでの寒さが体温だけでなく人の感情まで凍りつかせてしまうような、対称的な厳しい側面を表現出来るように心がけました。
音楽において、同じ「雪」というテーマでも捉え方によって表現方法が変わり、それによって色々なメッセージを伝える事ができるのが音楽の面白さの一つだなと思います。
是非、そういった部分にも注目して聴いていただければと思います。
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