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オペレーションは違う世界の言葉ではなかったこと。

朝晩涼しく、日中も一時期に比べて温度も下がり、働きやすい季節になってきました。季節の移ろいを肌で感じ、季節の変化によって仕事の流れも変わる。そんな働き方も気持ちいいなと思いながら、ここ数日仕事に勤しんでいます。

そうして、季節が進めば胡瓜植えも迫ってきたり、業務を滞りなく進めるためにどうすればいいかと考えることも増えてきます。

そんなことを考えていると、数日前にフワッとオペレーションという言葉が頭に浮かんできました。
オペレーションという言葉は、農業とは違う世界の言葉のような気がしていて、飲食業などで使われているのは知ってはいましたが、あまりピンときておらず気にもとめていませんでした。

作業を回すために考えてやっていたことといえば、効率化、自動化、機械化、道具を使う。そんなところです。ここ最近は能率良くというのを意識していました。
ただ、よくよく考えてみれば、オペレーションのために効率化や自動化などもあるのであって、使い方間違ってそうですが、オペレーションを回すという言葉がしっくりくる。少しフワッとしている感もあるけれど、それでいいんだと思う。オペレーションを回すために、今何が必要か、何をするべきかなどを考えればいい。そこに、前述した効率化なども必要になってくる。

私は、両親と農業をやっているので労力には限りがあるし、両親には無理をさせたくない。少しでも気持ちよく働いてもらいたい。面積を増やし雇用を入れて両親に楽してもらうという考えもあるけれど、両親も妻も雇用は出来れば入れたくないみたいなので、今の体制でどうやればいいかを、勉強したり考えたりしてきました。私も、規模拡大や雇用をすることに気は乗らない。自分や家族の幸せとか、気持ちを優先するために考えながらやってきて、少しずつ形になってきていたけれど、得体の知れない不安や両親に無理をさせているのではないかという、罪悪感みたいなものもありました。

それが、オペレーションという言葉で腑に落ちた。
両親も私もなんだけれど「頑張る」というのをやってしまいがち。だからだろう、視野が狭かったように思う。どこか仕事に追われていた。

だがここ数日、全体を少し俯瞰で見られるようになってきていて、無理させないように、頑張るのではなく、そして時短や効率だけではない働き方になってきたように思える。結果、効率は良くなった。書いていて思いだしたのだが、細かいところばかり見て、俯瞰で見れない自分が嫌でたまらなかった時期もあった。

今の時期は、暑さもある中でハウス胡瓜の収穫、9月下旬と10月上旬に胡瓜を植えるハウスの片付けや準備もあり、毎年、どこか急かされているような気持ちになる。
だけど、今年は良い感じに仕事は進み、少し気持ちに余裕もある。予定の立て方もこれまでより上手く考えられている。

たくさんの失敗や経験を積んだり、情報もとるようにしてきていたことも、少しずつ、報われてきているのかもしれませが、フワッと考えることが必要だったのかもしれないですね。

続けていけば、また考え方も進んだりすることもあるだろう。

何にしても、季節も良くなったというのもあるけれど、こうして気持ちよく働けることは幸せなことです。

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