サッカー日本代表監督解任論①


こんにちは


強くて論理的な代表チームを見たいですね。


今回は私の中では既に結論づいている森保氏・田嶋氏のダブル解任ですがもう少し論理的に話します。


①森保監督に引き出しがない(攻撃面)

 就任から2年半経過しましたが、守備陣の構築はできていますが未だに攻撃面は選手個々の個人能力に頼っています。欧州でプレーする選手を中心に各々の選手の個人パフォーマンスでゴールを奪い。何とか勝っている状況です。それも選手の特性を最大限に理解した上ではないのは明らかです。

 ・古橋の起用法(サイドで使うのが悪いというのではなく、彼の早さを活かせる策を編み出していないのが問題です)

 ・佐々木にLSBを何度もさせる(対人や身体能力はJではあるほうですが攻撃面に不安が残るのでSBキャラは不向き、右上がりの3バックならLCBで使い道も)

 2つの起用の例をとっても何とか勝ちが続いているので大きな疑問・議論を招いていませんが、これが外国人監督だったり田嶋会長の息がかかっていない監督ならとっくに解任されているはずです。

交代カードもただ人を変えていく古いやり方です。例えばセンターの得意な選手を増やして、5レーンでいうところの中央に厚みを持たすとか。サイドの選手を変えて、縦突破に対応が得意な相手選手を中に入るのが得意な選手をつかって空いたスペースからせめるとか専門的な方法論がないファンでも,アイデアは思いつきます。(指導者、監督ではないので簡単に話せるのも理解したうえで)森保監督にもしそのアイデアを実行する術がないなら、コーチにそれができる人を置けばいいのです。言わば個人でのセッションで素晴らしい演奏をしている状態です。

 

 ②選手個人頼みの守備陣

 吉田、冨安、遠藤航、守田(柴崎)の中央4名が決まった距離間をしっかりと維持し、ブロックをしき中央をケアできているとかなり守備組織は形成されています。アジアレベルでは大きく崩されることはないですし、他地域のチームと戦っても崩壊して大量失点とはならないと思います。守田のところが田中碧になった五輪でもメキシコやスペイン相手に機能していましたし、彼らが五輪世代であったことを考慮してもSBの長友、酒井宏も欧州で実績ありますからある程度はやれるはずです。広島時代に優勝できたのはミシャ時代の攻撃的なサッカーに森保監督が守備面を改善しバランスをとれたからだという意見がありますが、これもミシャが作ったスタイルを改善しただけで実は森保監督の功績ではないという声もあるのです。(広島ファン・サポーターの方に色々聞いてみたいですが)代表、広島どちらのチームも個人の選手の能力に依存している面は無視できません。実際五輪の準決勝や3位決定戦で負けたのはプレスをかけ続け体力が落ちてきたからに見えました。


 ③あらゆる分析能力がない

 勝ってる理由を延ばすこと、負ける理由の理解し対策する事を選手が全て試合後にするのは酷ですよね。監督やコーチ、その他スタッフ、協会が選手が試合に集中できる状況を心身共に整え、必要な情報を与えきっていないのです。今回の9月の試合でもオマーンが442の中盤ダイヤモンドでくる事に選手交代だけで対応しようとした事(選ばれた前の選手が少なく、その選択肢があまりにも今回少なかった)や中国が442でくると予想しながら532で挑んできてそれに対応する案を試合開始後に選手に指示できなかったのを見ていれば監督としてやらなくてはいけない変化部分への方法論がなされていないのです。仮に試合中に選手が気が付いても一人の意志でやり方を変える事は通常できません。できるとすればイタリアやスペイン、ドイツのように同じクラブでやっている選手主体の編成でアドリブがしやすい状況だけでしょう。   戦略・戦術プランが何パターンもあって共通認識が高い状態が最もアドリブがきく状況、あらゆる試合状況に対応できる唯一に近いわけです。

 監督にはサッカーでは選手交代、出場選手での布陣・配置の変更・フォーメーションの変更ができるのですがどれもこれも無策で、ただ同ポジションの疲れた選手・試合で力を発揮できていない選手を同じポジションの選手同士でかえています。しかもそれが試合展開に作用したことは代表戦で記憶する限りありません。オマーン戦でも大迫にボールが収まらない状況にもかかわらずフルで使い、鎌田も70分ごろまで使い続けていましたし、攻撃陣の不機能を改善する気がありませんでした。交代のカードとして他の選手を呼んでいればという意見もありそうですが別にこの試合に限らず基本セットの前の4人を同じポジションの選手で代えるだけなのはいつもの事ですし、大事なW杯最終予選なら協会経由クラブに頼めばなんとかもっと多く呼べるはずです。嫌われない人柄かもしれませんが、本当に森保監督が優秀なら選手が代表戦で何か大化けしてクラブにとって欠かせない選手になるはずでそうなれば選手の意向も通りやすくなるはずですから。もし協会が嫌われてても選手が呼べるはずです。

オマーン戦後の会見で

 相手が守備を固めてきて、かつ中央を固めることはこれまでの彼らの戦いを見てても起こり得ることかと思って準備していました。

と語っていますがであれば

A中央のブロックを崩せるアタッカーを

Bオマーンの守備ブロックのファジーに混乱させられる

C大迫以外にオマーン相手にもフィジカルを駆使しキープし後ろの選手を補助できるせFWを用意すればいいのではないでしょうか。


Aだったら呼んでいる久保や堂安以外にも、三笘、相馬ら五輪組や坂元、中島、奥川、乾らを。

Bなら香川、清武、江坂、代表歴豊富な選手や、Jリーグで今季好調な荒木や本間らを。

Cなら鈴木優、北川、鈴木武、林大地、原大智、岡崎らを

それ以外でも大迫とキャラが違う前田大、上田、浅野拓、永井、小林悠らを途中カード起用できれば試合展開は変わりませんか?それだけでも攻撃の機能不全は改善できます。停滞する雰囲気がかえることはできるはずです。
 

結局いつも予想できました。。。考えられました。。。

自信・誇りを持って戦う。。。試合では相手は予想した形と違う。。。

まずはハードワークすることと。。。中で。。。

システム的に予想と違ったところを柔軟に対応してくれた。

ハードワークと賢さを持って。。。


 いつも同じようなコメントしか言わないのです。要はなぜ負けたのか勝ったのか。そこについて言及されていないのです。監督というのはメディア対応で選手・チームを守る立場ですから抽象的な返事をするのは理解できます。ただ一流の世界の監督はどこがよくて、どこが悪いという状況を上手く理解しておりそれを改善し良くする方法まで理解したうえで抽象的なメディア対応をしているのです。森保監督のチーム作りからは改善が見られません。というよりこのチームの強みと弱みが理解できていませんというよりベースとなる戦略がないのです、例えばオシムさんなら人もボールも動くとかポリバレントとか、田嶋会長が批判して解任したハリルですらデュエルというベースのプランがありました。既に何人かの選手が公に話したコメントにはいわゆるベースの戦略・プランがないというのは漏れています。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?