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楽天のスピード×3の尊さと別の道

在職期間は短かったが三木谷さんに憧れ楽天で過ごした短期間で多くを学んだ。

当時は、スピード×3という楽天のバリューはあまり共感していなかったが、世の中を知ると、それが至極重要な、というかそれしかないくらいの評価軸だと気づいた。

資本主義社会で事業を大きくさせる!というゲームをするなら、本当にもうスピードしかない。

だって、今の情報化社会において、すぐに情報は伝わるから、その領域でやりきる意志がある人なら、そうとうなバカでない限り、だいたいやることはわかってくる。

そうなったらもう、いかにスピードを早めてやるか?しか競争優位性になるものはない。オリジナリティとか、ぶっちゃけないし、クリエイティブというのは、同じレベルの商品のちょっとした差別化でしかないから、木の幹ではないのだ。

木の幹は、スピードにより競争優位が築かれる。

これが分かる前は、競合に自分のアイデアや表現をパクられたら至極むかついていたが、今はまあしょうがないな、と冷静に捉えられるようになった。(ぱっくてくるクソは軽蔑するのに変わりないが。お前、恥ずかしくないのか?)

これは絶対的なルールだと思うが、
ただ、大事なことは、これは冒頭で言ったように「資本主義社会で事業を大きくさせる!というゲーム」というゲームに参加するなら、適用されるルールである。

私は今のところこのゲームには参加しておらず、別の道を行っている。

というのも、結局はスピード勝負だから、誰がやってもだいたいやれることは同じようなことになってくる。大きい事業は大きなマス層を狙うからどうしてもコモディティなってしまうから。

だから、そこまで尊くない。
でも、突き詰めて考えると、尊くないゲームで勝ちきって初めて莫大な資金や時間を、資本主義の論理と関係ないものに突っ込めるという尊さもある。

尊さとは…
なんだろう


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