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(b)rainwash [歌詞]

 (b)rainwash
 詞:Sagishi, HeadNho 曲:HeadNho

[Verse1 / Sagishi]
 人間が進歩をした結果
『欠陥品が生まれました』
 シンクに落ちる涸れた水音が
 生理に響く雨の水曜日

「生きてるのか? 死んでるのか?」
 どちらも分からず浮いてるようで
『あなた』か「わたし」か 人格は
 " 顔 "を出してはお気楽そうで

《皆んな辛いの》代弁したり
《お前だけじゃない》愛惜したり
 内面を誇張して主張する
 人の多さに一人自嘲

「わたしも同じか」同族嫌悪
 羽目を外してバスケをしたら
 洗って健康的に忘却
「いい子にしてれば、また晴れるの?」

[HOOK]
 辿る回顧録 過去の累層
 夢に踊ろう 夏 気象予報
 空が乾き 渇く心も
 懐かしく思い馳せる 馳せる今

 薫るペトリコール 揺れた陽炎
 恋は青色 愛は赤色
 雨が止めば 病める心も
 夏の産声に消える 消える頃

[Verse2 / HeadNho]
 等間隔に並ぶ団地から
 ビデオ2で攪拌された
 フルカラーの世界
 俯瞰する窓枠
 雨降る前に地固まってたアスファルト
 空が腫らす雲
 孕む常套句の「晴れない心」
 軒先に宿る傘を待つ子供
 脅すパンザマスト
 煙草屋の猫
 投棄されてた不健全図書は
 紙媒体の最期を知る
 でもNHKが濡れて帰るなら
 自然崇拝も辞さない大人だ
 モノクロ写真になった外から
 懐古が孵化した路地裏の匂い
 いま 街は生まれ変わろうとしていた
 光を射した雲間

[HOOK]
 辿る回顧録 過去の累層
 夢に踊ろう 夏 気象予報
 空が乾き 渇く心も
 懐かしく思い馳せる 馳せる今

 薫るペトリコール 揺れた陽炎
 恋は青色 愛は赤色
 雨が止めば 病める心も
 夏の産声に消える 消える頃

[Bridge]
 滴る雨は頭を伝い
 記憶の奥から流れてく
 透過した河川敷の輪郭を撫でる
 流動体のアクリル
 受け止め/せめぎ/波立たせ
 想いと海から離れてく
 涙は揮発していた
 そんな気がした…

[HOOK]
 辿る回顧録 過去の累層
 夢に踊ろう 夏 気象予報
 空が乾き 渇く心も
 懐かしく思い馳せる 馳せる今

 薫るペトリコール 揺れた陽炎
 恋は青色 愛は赤色
 雨が止めば 病める心も
 夏の産声に消える 消える頃
 
 辿る回顧録 過去の累層
 夢に踊ろう 夏 気象予報
 空が乾き 渇く心も
 懐かしく思い馳せる 馳せる今

 薫るペトリコール 揺れた陽炎
 恋は青色 愛は赤色
 雨が止めば 病める心も
 夏の産声に消える 消える頃

詩を書くひと。押韻の研究とかをしてる。(@sagishi0) https://yasumi-sha.booth.pm/