【平等に忖度】やすみお嬢さまプロレス大賞2023【押忍ですわ】

　皆さまごきげんよう。いつも読んで下さっている方は押忍ですわ。初めましての方は初めまして押忍ですわ。というわけで押忍ですわ。

　さて、プロレス大賞2023が発表されましたが、個人的にはひどいと思いましたわ、ンムフフフ。ですので、わたくしもわたくしなりの選考をしてみようと思いまして、今回のおnoteとなりますわーッ！！！

　書くにあたっては、コンセプトがございますわ。それは新日、全日、NOAHのどの団体も激烈に血眼になって観まくっているわたくしだからこそのバランスで選出した、いかにも主要3団体に忖度した、しかしながら、主要3団体をしっかり観ていない方に「今年はこうでしたわよ」とわたくしの主観もそこはかとなく押し付けるグッドバランスという、まさにわたくしならではの選出なのですわーッ！！！これを読みましたらば、皆さまもわたくしの思考にかぶれればよろしいのですわーッ！！！大丈夫！！！わたくしのプロレス愛は本物ですわーッ！！！ですから安心して心を委ねてほしいのですわーッ！！！ですわ、ですわ、ですわーッ！！！

【女子プロレス大賞】
優宇

　女子プロレスの世界ではデカくて強くて試合が面白く、王座も保持して話題性もあり、男子プロレスのファンにも忖度なしで認められた素晴らしいレスラーですわ。文句なしの受賞ですわーッ！！！やはり試合内容とそのインパクトは大事だと思うのですわ。優宇には全てが揃っていましたわーッ！！！

次点
中西百重

　18年振りの復活ながら、全盛期と変わらぬ試合ぶりで、度肝を抜かれましたわ。今の女子プロレスには、彩羽匠、橋本千紘、優宇、中島安里紗などの凄い選手、高瀬みゆきのような才能の塊、Sareeeのような高水準のトップレスラーもいますけれども、彼女らのうち誰との試合を妄想しても、スーパーバウトが期待出来ると思いましたわ。ただ、わたくしと致しましては、プロレスラーたるもの、ズタボロになりながら、それでも「いつだってベストコンディションさ」とうそぶくべきみたいな、何か連戦の美学みたいなめんどくさい願望がありますので、ワンマッチの復活という点を考えましたらば、どうしても次点になりましたわ。

次々点
Sareee

　豪華な試合を色々実現させたプロデューサー的な活躍を評価ですわ。女ヒロムちゃんと言えば伝わりやすいかしら？？？

【特別功労賞】
アントニオ猪木

　行方知れずとなって1年が経つも、その影響力は何ら変わらず、今なお魔力が健在なところが面白いのですわ。その1つとして例をあげますと、海野翔太が猪木映画で「僕の試合には怒りはないです」という闘魂否定発言を出しておきながら、試合ではALL TOGETHER AGAINのヨシ・タツ戦以来、感情(主に怒り)が丸出しとなりまして、まるでアントンの魔力によって情念を引き出されているかのようでしたわーッ！！！海野翔太ほんと急に怒ってばっかりになりましたのよね。何かに憑かれたようで、ちらつくアントンの影ですわーッ！！！

【新人賞】
安齊勇馬

　キャリア1年でN-1参戦中に全ての歯車が噛み合ってしまい、急に「キャリア6年です」みたいな試合が出来るようになってしまいまして、わたくしの見立てでは世界タッグ挑戦に相応しいレベルに成長しましたわ。もはや作られたスター感はなく、本物への脱皮を果たしてしまいましたので、本音では敢闘賞に格上げしたいくらいですわ。

次点
小澤大嗣

　NOAHの育成が面白く、デビューからしばらくは大先輩とのシングルマッチばかりでありまして、毎試合課題を出してもらい糧とするかのような試合ばかりでしたわ。そこを経て、後輩の大和田がデビューすると、対戦しても組んでも着実に引っ張っていまして、これを見るに、安齊には及ばずも、新人離れした逸材には変わりないと確信いたしましたわーッ！！！

次々点
ボルチン・オレッグ

　とにかくレスリングが強い！！！ポテンシャルが凄くて相手が勝ってる気が全くしない！！！という新日裏番長ぶりが凄かったのですけれども、わたくしと相互フォロワーである九州プロレスの野崎広大さんとのマッチアップにて圧倒され続け、普通のヤングライオンに見えてしまうという、ボルチンにとっては向かい合える相手が見つかったという嬉しい課題、しかし新日にとっては予想だにしなかった幻想崩壊という課題にて、この位置となりましたわ。

【技能賞】
オカダ・カズチカ

　ボイコットをちらつかせること、これも技術のうち！！！自分でやる気になること、これも技術のうち！！！そういう技能賞ですわーッ！！！……まじめな話、清宮海斗絡みでの立ち回りはヤキモキしましたが、清宮を凄まじく輝かせた上記の流れを完遂して、武藤引退を前日まで空気にした高次元のバイプレイヤー的な技術には驚きましたわ。さらに、清宮とは先日の新日にて再闘し、お互いに輝きを取り戻したこと、「清宮クンは地球みたいに丸くなった」的な珍発言も含めて、オカダ独特の煽り技術を評価なのですわーッ！！！

次点
田村男児

　男児と書いてダンと読む！！！そんな全日本プロレスのジュニアのパッとしない若手であったはずの田村は今年、激烈に飛躍しましたわ。総合格闘家の関根“シュレック”秀樹を激烈な体重差をものともせずレスリングで完封し、わたくしと相互フォロワーの青木真也さんに「田村さんはこの闘い方でいいんですよ。(田村の動きに)そう！！！そう！！！」と終始べた褒めされ、後日、何と青木真也さんとも対戦し、激闘を展開。試合後の青木さんがシンドそうに「強い、強いよ！！！」とどうしようもなく認め、ジュニアのリーグ戦に優勝し、世界ジュニア挑戦も決まっていますわ。そこはかとなく鈴木秀樹にも認められていますし、懐に入らせないレスリングやらせたら業界随一ですわーッ！！！

次々点
土井成樹

　全日本プロレスやDDTを主戦場に、上手くて面白いハズレなしの試合を連発し、フリーながら絶大な支持率を誇った“プロレスラー性”と、ヒールながら全日本プロレスのジュニアリーグ戦の決勝前に相手の田村男児に爽やかライバルしぐさで正々堂々の決着を宣言、握手し、試合後もお互いに礼をする気持ちのいいフィナーレという、裏切りストーリーばかり、乱入介入の飽きるヒールばかりの令和を打ち砕く、爽やか聖域展開を評価ですわーッ！！！

【敢闘賞】
清宮海斗

　オカダ絡みとG1、とにかくこれに尽きますわ。今年前半の主役でしたのよね。今では座標が他に移ってしまいましたけれども、ムタ vs 中邑に試合内容では激烈に勝っていたところは凄かったですわーッ！！！東スポ的にはムタ vs 中邑がベストバウトだそうですけれども、わたくし的には大差をつけて清宮の試合が勝っていましてよーッ！！！

次点
高橋ヒロム

　ジュニアのプロデューサー、他団体での果敢な試合と、多方面で小爆発を繰り返した面白さを評価ですわ。試合内容的に突出出来ずだったのが次点となった理由ですわね。

次々点
大森北斗

　新日で言ったら海野翔太、NOAHで言ったら清宮海斗辺りと張れそうな新世代ですけれども、全日にちょうどええ中堅が1人もいないので、試合順に合わせたちょうどええ中堅を毎回兼任したり、中嶋勝彦のエキセントリックな言動にとにかく振り回されながら我慢してパートナーを務め続けるという不遇の便利屋ぶりを評価したかったのですけれども、最強タッグ優勝してハッピーエンドに導いて、メインイベンター方面で報われてしまいましたのでこの位置となりましたわーッ！！！

【殊勲賞】
ジェイク・リー

　GHC獲ったのと、串刺しフロントハイキックという何でもない繋ぎ技を必殺技として定着させたのはちょっと面白いですし、クセになるので試合が観たくなりますのよね。わたくしは全日本プロレス時代のジェイク・リーをとにかく微妙と思っており、ぶっちゃけ認めていないぐらいありましたので、NOAHで形を作って成功したこと、明らかに上手くなっていること、GLGを結成していい感じでNOAHを回していることなど多方面の要素を評価しての受賞ですわーッ！！！

次点
本田竜輝

　今年の本田は凄すぎましたわーッ！！！チャンピオンカーニバル優勝戦の第1試合に出場していた若手でしたのに、優勝したパートナー芦野が骨折で欠場するや否や、「俺に期待しとけ！！！」と言って全日本プロレスファンの絶大な支持を受けて主役に躍り出てあれよあれよと成長して狂い咲き、夏には王者・青柳優馬、エース・宮原健斗、強さの象徴・諏訪魔をいずれも三冠戦のようなベストバウトで破り、メインイベンターの一角へと成長してしまいましたわーッ！！！

次々点
SANADA

　IWGP獲ったので。しかしながら、空気なのでこの位置ですわ。もうちょっと存在感を見せてほしかったですわ。これは内藤も一緒ですけれども。

【最優秀タッグ】
斉藤ブラザーズ(斉藤ジュン 斉藤レイ)

　チャンピオンカーニバルではシングルマッチで2人の個性の違う面白い試合で頭角を現し、その上で全日本プロレスの世界タッグとGLEATのG-INFINITYのタッグ二冠王となり、王者に相応しい品格と試合内容で毎回ベルトの価値を上げ、TAXIめしで一般層への知名度も深まり、愛らしいキャラクターも認知され、地元凱旋興行では中継も入るなど、地上波の風穴も局地的に開ける八面六臂の大活躍でしたわーッ！！！先日発表された日テレプロレスの開催の原動力は、斉藤ブラザーズの活躍が局づたいに東京のテレビマンに響いてのものだと思いますのよね。文句なしに業界No.1タッグとなりましたわーッ！！！

次点
毘沙門(後藤洋央紀 YOSHI-HASHI)

　IWGPタッグ、ワールドタッグリーグ制覇と実績があることから評価ですが、試合内容の面で無駄も多く、斉藤ブラザーズの後塵を拝した感は否めませんでしたわ。とはいえメインを締めることが出来る試合内容ではありましたし、タッグリーグ3連覇も凄いことなので、一層の活躍を期待いたしますわーッ！！！

次々点
辻ちゃん サンドカンJr.

　とにかくサンドカンの地味な上手さを評価ですわーッ！！！辻ちゃんのムーブを生かす為の試合作りしかしない献身ぶりがとにかく嬉しく頼もしく、辻ちゃんは何も成長していないのに、海野翔太、成田蓮に何か追いつけてる辻ちゃん感を全部サンドカンが1人で演出してくれていて、独断と偏見と好き嫌いと私情と愛しさと切なさと心強さとで判断していいならば、今回MVPと敢闘賞と技能賞をトリプル受賞させたいぐらいの気持ちがありますわーッ！！！しませんけれどもーッ！！！

【年間最高試合賞】
ウィル・オスプレイ vs ケニー・オメガ

　アントニオ猪木を追悼するかのような激烈ベストバウトでしたわーッ！！！この試合があってドームは救われましたわーッ！！！

次点
清宮海斗 vs 拳王

　元旦決戦にて行われた超絶ベストバウトですわーッ！！！わたくし的にはその余韻で、ムタ vs 中邑が試合途中まで侵食されましたので、メインに勝ったセミのGHC戦として、評価は激烈に高いですわーッ！！！途中、シャイニングが1発空振りまして、あれがなければオスプレイ vs ケニーを超えていたかもしれませんわーッ！！！

次々点
青柳優馬の、三冠戦か武藤FINAL試合かALL TOGETHER AGAIN試合どれでもよし

　単純な試合内容と安定感で言えば青柳は今や業界屈指感ありますし、唯一無二のクセの強さのインパクトもあって、アントン関連や武藤関連のシチュエーションがなければベストバウト選出がベターでしたわ。今回的にはALL TOGETHER AGAINかしら？？？多方面への忖度も踏まえて。

【MVP】
青柳優馬

　武藤FINAL、ALL TOGETHER AGAIN、三冠奪取と業界屈指の試合内容連発で大活躍し、ヒールなんてやったことがないのにちょっとしたヒールしぐさが激烈に板についていて、沸かない会場でも大盛り上がりの試合にしながら王道を両立するなど、幅があって懐も深い充実した試合ぶりを年間通して続けたことを評価ですわーッ！！！マイクアピールも激烈に上手く、宮原とみのるの「お前が帰れ」問答の間に入り、「俺らが帰ります！！！」という力強いネガティブな一言で場の空気を一刀両断し、宮原とみのるも慌てて同時に去るという異次元なシーンを生むなど、プロレス界に存在しなかった新しい性質の表現の妙技を見せつけたり、すぐに調子に乗り、「もう後の試合はどうでもいい！！！優勝セレモニーをする！！！トロフィーもって来い！！！」からの変調で愛される穏やかな喋りや「7年連続1回戦敗退」などを実績みたいに誇示するなどの不思議な領域展開を敢行して観客を満足させる謎の人間力は“若くして老けているミスタープロレス”感となっており、ベストかどうかは分からずも、絶対にベターではあるという判断での受賞ですわーッ！！！

次点
拳王

　清宮とのGHCで凄い試合をし、ロスインゴを相手に1人でストーリーを回し、YouTubeを活用して存在感を途切れさせず、新技を開発し、N-1は取れずともその新技にて盛り上げ、ジェイクを倒してGHCを取り、返す刀でわたくしと相互フォロワーの小島聡さんと仲直り？？？し、前哨戦のパートナーに師の新崎人生を引っ張り出したり、GHC戦2年連続セミファイナルという不遇に落胆しつつも「ついて来てくれ」とファンに語りかけて信頼度を増し、メインイベントに据えられた丸藤や、輝きを失っていた清宮の支持率を吸収するぐらいあるピープルズチャンピオンの位置を取り戻しつつありまして、来年に向かう“圧倒的エース力”を評価ですわーッ！！！

次々点
内藤哲也

武藤の引退試合の相手を務めましたし、G1獲ったので。帽子がちっちゃいのも可愛くて好きですわーッ！！！好き嫌いで言えばMVP受賞は喜ばしいのですが、俯瞰で見ると絶対にベストでもベターでもないと思いましたわ。存在感がなかったのがちょっと惜しかったのですわ……！！！

【総括】
　わたくしは昨今のプロレス大賞で疎かになっている、選手の輝きや試合内容、技術などを加味した上での活躍をもとに選考していますわ。プロレス大賞はいつしか選考ではなく推薦になってしまったと思いますのよね。ですので選考委員ではなく、推薦委員と改めてやって行ってほしいと思いましてよ。

　お気に召しましたらば、わたくしのフォロー、この記事へのいいね、コメント、サポート、タニマチしぐさ、月額プランご入会、求愛、求婚もどうかよろしくお願い致しますわーッ！！！ありがとうーッ！！！

　行くぞーッ！！！イーチ、ニイ、サーン！！！

　押忍ですわーッ！！！