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【本日の漁の記録】お気に入りのフィン
9月27日(火)薄曇り一時雨 東の風
大潮 干潮13:58
9:30出港 17:00帰港
スミイカ、シャコガイ、ヘビガイ
![](https://assets.st-note.com/img/1664280101119-3xBz51tYMP.jpg?width=1200)
誤って、タコ刺し棒をフィンに刺してしまい、裂けてしまった
「ゴリラテープ」でしばらく耐えたがダメで、ガムテープももちろんダメだった
ほかの部分は全く問題ないので、何とか直したい フィンは高いので!
今日は島の東の、以前大漁したポイントに行った。
朝イチはヘビガイをとっていたのだが、ヘビガイをとっていたはずの夫が早々に船に上がったので、どうしたのかと近づいてみたら、「イカが見えてるよ」と言った。
私は「まだヘビガイあんまりとっていないのにな…」と不満だったが、夫はこの短時間で結構とっていて、もうすっかりイカモードに入っている様子だったので、文句を言うのはやめておとなしくヘビガイをクーラーボックスに入れ、イカを追いかけた。
ここは透明度が良く、イカの量も多くて、数か所まわったら昨日と同じくらいとれた。
昨日と同様、大漁!
ところで、写真のように、今日は新しいフィンをおろしたので、フィンのことを少し書いてみようと思う。
私はスクーバダイビングのインストラクター時代から漁師となった今まで、いろんなフィンを使ってきた。
始めはアマチュアのころに購入した黄色いプラスチックのストラップフィンを使ったり、勤めていたダイビングショップの物販で取り扱っていたサンプルのフィンをあてがわれて使ったりしていた。
しばらくすると、自分の好きなフィンを選ぶようになった。ボートダイビングが多くなったので、フルフットフィンを主に使うようになった。
いろいろなフィンを使ったが、覚えている中で一番気に入っていたのは、クレッシーサブのプラ・フルフットフィンだ。深い青でスリムで長め、とてもかっこいいフィンだった。硬さもちょうどよかった。でも、ブレードが折れてしまって、買いなおそうと思ったら廃番で、手に入らなかった。
インストラクターやガイドをしていると、水中でお客さんに良く見えるようにフィンの色を気にする人が多いと思う。
黒や青はもちろん、赤も水中では見えにくい。
インストラクター仲間には、黄色やオレンジ色に白い十字が描かれたフィンを使っている人もいた。
私が一番ひんぱんに使っていたフィンは、GULL(ガル)のハードミューの白色だった。
フィンは面積が大きくて、泳ぐときに白いものがヒラヒラ動けば、水中で結構目立つ。
それから私は結構脚力がある方なので、普通の硬さのミューフィンでは柔らかすぎて物足りない。より硬いハードミューを試したら、キックの力がしっかり推進力になっている感じがした。
バランスの良いフィンで、重宝していた。
漁師になって、昔使っていた白のハードミューを引っ張り出してきて使ったら、夫に不評だった。
なぜかと聞くと、水中で白いフィンがヒラヒラして目立つので、獲物に気づかれてしまうから、だそうだ。
夫は黒いフィンを使っていたが、島の釣具店で安く手に入るから、という理由だけではなかったのだ。
漁師になってみると、ダイビングをしていたころより断然泳ぐ。泳ぎまくる。
砂上で、リーフの岩の上で、立ったりもする。
船上でフィンを履いたまま歩くこともあるし、網を引っ張るために慌てて脱いで放り投げることもある。
雑に扱っても大丈夫な頑丈さと、できるだけコンパクトなサイズがよい。
そして安価で手に入りやすい、というのがあればなお良い。
とにかく私も黒フィンをいろいろ試してみることにした。
・GULLのスーパーミュー・・・硬さや推進力はいいが重くて長い
・GULLのエムデン・・・短くて物足りない
・島の釣具店で売っていたノーブランド・・・安価なのは歓迎だが短くて無骨すぎる もう少し素敵なのがいいな
で、今私が一番好んで使っているフィンは、GULL(ガル)のハードミューの黒色だ。
結局ここに戻ってきた。
安価ではないし、島の小売店ではなかなか見つけられないが、今の時代オンライン購入できるし、このフィンには満足している。
廃番にならないように願います。
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