「2つのマーケティングターゲット」マーケ的教訓➃
昔、ライオン(株)時代の研修で上原先生(当時:明治大学教授)から聞いたコトバ「マーケティングとは、人を動かす哲学、戦略、戦術である」
先生によると、
マーケティングが相手にするターゲットは2種類に分類され、その戦略は、以下の通りとなる、
マーケティング種類 ターゲット 動かすポイント 学習すべき点
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消費財マーケティング 生活者 生活提案 生活パターン&意識を知る
産業財マーケティング ビジネスマン 戦略提案 相手の会社の戦略を知る
BtoBの営業マンの仕事は、相手担当者を偉くすることだと聞いたことがあるがまさに、それである。
これを応用すると、社内マーケティングも産業財マーケティングの活用が有効と言える。つまり、ある企画を社内で通すために必要なことは、その企画が、関連部門においては部門戦略に沿っていること、また経営者にとっては経営目標の実現に貢献してくれそうであることが、強く印象づけられることが要求されるわけである。
また、消費財メーカーであっても、流通へ提案する場合は、その商品が、
相手の企業にとって、その戦略を応援するものであることを示す必要がある。
ここからヒントをもらって、今、自分なりのマーケティングの定義を「マーケティングとは、気持ちよく人を動かす、仕掛け、仕組み、考え方である」としている!
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