E235

 E 235 の新しい山手線に乗り合わせると、何かその日はいいことがありそうな気がする。まだ5回ほどである。
グリーンのラインがスマートで、車内の床は中央がグレーの濃淡の市松模様で、つり革のグリーンも鮮やかである。座席も今までより、ゆったりとかんじる。優先席の床はその部分だけ目を引くような赤である。

私の好きな車内広告はすべて電子広告でスマートだが、歳を重ねると動体視力が鈍くなり、把握出来ないうちに変わってしまう。いっそ日本の四季の風景でもゆっくりと流れればと思うが、乗客の目はスマホから離れないから、私みたいのはあまりいないかもしれない。

中吊り広告はJRのコマーシャルやら、新刊書 アニメの案内が車内の風にゆれている。この山手線の中吊り広告に私の好きな週刊誌の広告がなくなって、どのくらいになるだろうか、
これを読むと、週刊誌一冊を読んだ気になり、友人との会話にもことかかなかった。
たまには黄緑色の山手線が懐かしい。