第0話「麻雀本を出したけれどovertime」

靖子(以下妹)「noteを始めようと思うんですけど」

正義(以下兄)「そうか、がんばれ」

妹「いや、がんばれじゃなくて、お兄ちゃんも参加するんですよ。兄と妹の会話形式でやるんですから」

兄「は? やだよ。今どき会話形式なんて時代遅れもいいとこだろ。現代で白いたい焼き屋さんをやるようなもんだ」

妹「白いたい焼き屋さんと違って元手がかからないんだから別にいいじゃないですか。ダメそうだったらなかったことにして消せばいいんですから、とりあえずやってみましょうよ」

兄「あんまりやる気しねえなあ……そもそも会話形式で何について話すつもりなんだ?」

妹「うーん……やっぱ私たちがやるなら麻雀戦術についてじゃないですか?」

兄「麻雀戦術のnoteはZEROさんがもうやってるだろ。同じアマチュアでも実績で大きく劣る俺たちが今から始めたところでどうにもならんよ」

妹「じゃあ……麻雀関係のニュースを取り上げてそれについて語るなんてどうですか?」

兄「麻雀ニュース関係は福地さんがもうやってるだろ。知名度でも文章力でも大きく負けている俺たちがやっても完全下位互換にしかならない」

妹「それならMリーガーの打牌について辛口で解説するなんていいんじゃないですか?」

兄「それはわせりんさんがもうやってるだろ。ガチ強者が毒舌でバッサリ斬ってこそ説得力があるのであって、ギリ強者の俺たちがダラダラ語っても説得力ゼロだ。てかそもそもMリーグ観てないだろ」

妹「難しいですね……。私たちにしかできないということなら、いっそ西園寺本の反省でもしましょうか?」

兄「……反省? 2015年に出した本を今さら?」

妹「2015年に書いた本を2020年の今の視点で見て間違っていると思うところを話せば、そこそこネタになりそうじゃないですか。現代麻雀の戦術は日々進歩しているわけですし」

兄「現代麻雀が進歩していても西園寺家の麻雀が進歩しているとは限らないがな……。まあとりあえずやってみるか。本を買ってくれた人へのアフターフォローにもなるわけだし、やる意味は一応あるかもしれない」

妹「そうしましょう。私としてはお兄ちゃんと久々に会話形式ができれば何でもいいです」

兄「ただ、今の俺たちの年齢を考えると、昔みたいなテンション高めの会話ができるかはちょっと怪しいな。俺としては、アラサーの妹がお兄ちゃん呼びしてくる時点で既にキツい」

妹「うるさいですよ。リアルと同じようにたっくん呼びでタメ口にしたら、それはもう西園寺家ではなくてただの佐藤家になってしまいますから、そこは譲れません」

兄「わかったよ。ごめんねあーちゃん」

妹「あーちゃんって言うな」

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