逆上がり

https://hugkum.sho.jp/57467
逆上がりは中学入試の必須項目でした。
ちなみに、天気が雨だと懸垂になるのですが、
懸垂は箸にも棒にもかからない状態で、
逆上がりは2回に1回くらいは成功するので、
晴れ請いしたものでした。

試験当日、幸いにして晴れ、
一発で成功せず2回目で成功したように記憶していますが、
とにかく太ももには見事な青あざを作っており、
試験監督の先生の目線が青あざに注がれていたことを、
私は見逃しませんでしたよ!

とは言うものの。
今にして思えば、太ももに青あざが出来るというのは、
腕の引きつけ力が決定的に不足していたからに他なりません。
今もそうですが、私は腕力が無いのです。
ですから、闇雲に鉄棒に向かって蹴上げるのではなく、
なによりもまず、腕力を付けるべきでした。
今、自分が逆上がりをしなければならないのであれば、
まず、腕力を付けるところから始める事でしょう。
何故、雨が降ったときの逆上がりの代替種目が懸垂なのか。
意味不明と思っていましたが、宜なるかなでした。
そして、そういう事を一切教えてもらえなかった、
当時の私は可哀相だなと思いました。

父は器械体操が大変に苦手だったそうですが、
幼年学校に行って指導してもらったら出来た、
良い指導教官に指導してもらえば出来るようになるのであって、
出来ないのは自分のせいじゃない、
と、よく話してくれましたが、
ま さ に そ れ だ と お も い ま す。

今はネット検索するといろいろ簡単に出てくるので、
良い時代になりましたね。

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