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音楽にまつわるアートを集めた美術館

亀の井別荘の門の奥の風景に憧れている。いつの日か
きっと訪ねようと思いながらも、ゆふいんの旅は続く。
またもくあみの杜の前を通り、次は山手へと向かう。
そこに音楽にまつわるアートを集めた美術館がある。

すぐ近くに建つ、もくあみの杜の前を通り過ぎ
梅の花の季節を楽しみながらも
温泉旅館が並ぶゆふいんの山手へと向かう
今日は日帰りの旅。いつか温泉旅館も楽しみたい 
立ち寄り湯は別の所を予定しているので
落ち着いた雰囲気の温泉旅館の佇まいや
わきたつ湯気のある風景を楽しみつつ進む
避暑地のような雰囲気の並木の下を通り
美術館の前に到着した
石段の向うにみえるコンクリートの壁が
アルテジオという美術館の入り口となっている
コンクリートの壁にはさまれた特別なアプローチの空間
直線の壁や屋根が切り取る風景や
壁面に描かれたアートを楽しみながら
美術館の中へ。コンクリートの壁にぽつんと描かれる
トランペッターが空間のアクセントになる
建物にある細部へのこだわりなども楽しむ
つきあたりの左側が美術館。右側にはカフェがある
こぢんまりとした小さな美術館には
光で満ちた豊かな空間が広がっている
ここは音楽にまつわるアートが集められた美術館
写真撮影はよいとのことで
アートも写真も楽しみつつ
チェアでくつろいだりしながら
音楽にまつわるアートにふれる
手前には大竹伸朗氏の作品も。奥にある
静謐な雰囲気の木彫りの彫刻に
小川洋子さんの小説の世界を思い浮かべる
つきあたりはライブラリーになっていて
ソファでくつろぎながら資料を閲覧できる
ガラス手摺に印刷された美術と音楽の関係もおもしろい
トイレのピクトもデザインされていて
トイレの中の空間まで楽しい
美術館の空間の余韻に浸りながら
もと来たアプローチへと戻り
建物の下をくぐり、その先へと進む

アルテジオ(artegio)とは、arte(美術)、gio(1日)または
giocco(楽しみ)というイタリア語からの造語で、音楽
用語のアルペジオになぞらえて名付けられたという。
アルテジオには、美術と音楽が関わりあう美しい作品
が展示されている。音楽を感じるとても居心地のよい
豊かな空間。少しの間、時間を忘れ、美術館を楽しんだ。

美術館に併設されたカフェのthé théo(テテオ)。店内
にはさまざまなアートが散りばめられているという。
美術館はひっそりとしていたが、ここは人でいっぱい
でまたしても順番待ち。とても雰囲気がよく、人気が
あるのもよくわかる。もう少し早く来るべきだったか
と思いつつも、今日はそんな巡り合わせと思いつつ、
アルテジオの奥にある風景を目指し進むことにした。

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