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場所をかえて新たな旅を始めよう

昨年10月の半ばのこと。2年半の博多での単身赴任の
生活を終え大阪へと戻ってきた。五島の旅でバースト
した自転車のタイヤも新しいものに取り替え、新たな
旅を始める。地元の大阪だが、これが私にとっての旅
の第2ステージに。気持ちも新たにスタートを切る。


またいつものように自転車で街をめぐりつつ
道沿いの建物に目を向ける。デザインされた京都銀行吹田支店
内観のランダムな縦格子と横格子は
斜めのラインでより複雑に
店舗内装に地域産材を取り入れる京都銀行は

2015年のウッドデザイン賞の奨励賞の受賞も

日本ウッドデザイン協会は、木を活用した社会課題の
解決をめざす取り組みをウッドデザインと定義して、
木を生かした新たなライフスタイルを推進している。
協会会長は木を用いた建物を多数手がける隈研吾氏。

木の繊細なデザインはガラスによって保護される
建物はコンクリートと金属と
風景を写し込むガラスよって構成される
木の格子とスチールの架構の重なりもおもしろい


建物をたどりながら、立ち止まりながら
建物にある形も楽しんで
次に到着したのはこの建物。斜めのラインが建物を特徴づける
シンプルだけど変化に富む外観デザイン
角度によってさまざまな見え方をする
建物の形や色や素材を楽しんだ
縦と横と斜めのラインの風景も
付属棟は対比されるように縦と横が強調されて
ファサードは浮いた長方形の箱のよう
付属棟のデザインも含めて変化に富んだ構成だ
太陽は金属とコンクリートの外壁に光と影を
オープンスクール中の大阪学院大学高等学校
守衛所の斜めのラインも建物とつながって

斜めのラインといえば、九州芸文館を思いだす

佐賀の旅で訪れたSAGA ARENAも斜めのデザイン

建物のまわりをめぐりそのデザインを楽しんだ

学校の紹介動画も。内部のデザインも楽しげで

デザインを手掛けた北川原温建築都市研究所といえば

佐世保で訪れたフェリーターミナルを思いだす


いつもように、風景や建物を楽しみつつ自転車で走る。
見上げた空に九州の思い出を重ね、建物のデザインに
その面影を見る。空はつながっているし、また類似する
建物もある。九州で見た風景を、次の旅に重ねていく。
風景のつながりを感じつつ、新しい景色の中へと進む。


楽しかった九州の旅と日常。その視点を持ち、場所が
変わってもまた日々を楽しもう。関西の旅は、これから
が新たなスタート。関西の地図を眺めてみる。大阪から
は京都も奈良も神戸にだってほど近い。さて、どんな
風景が待っているか期待しつつ自転車を走らせよう。

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