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工藝風向に立ち寄るほどに

博多の街を自転車でぶらりと散策する時は、工藝風向
へ足を伸ばす。工藝風向では、時々、企画展が行われ、
陶器や民藝品との新しい出会いがある。坂本創さん展
では小鹿田焼の世界が広がった。工藝風向は魅力的な
お店。そして立ち寄るほどに少しずつ器が増えていく。


工藝風向には、暮らしに簡素なよろこびを与えるものがある
11月末にファサードが改装されて鮮やかに
ショウウィンドウを兼ねたガラス窓に来年のカレンダーが
小窓にも置かれたグラスもよい感じ
角皿 スリップウェア  小代焼 ふもと窯/井上尚之

その日購入したのは、井上尚之さんのスリップウェア。
気になっていた器で、以前に購入した器と相性もよい。


そして器は少しずつ増えていく。器が増えれば料理も
楽しいと自分に言い聞かせ、財布の紐を緩めている。

縁わら釉 6寸皿 小代焼  ふもと窯/井上尚之

シンプルなデザインでも、縁と色合いに惹かれた。

流し掛け 6寸皿 小代焼  ふもと窯/井上尚之

ふもと窯のお皿が増えていく。流し掛けも良い感じ。

水差し 小鹿田焼  坂本工窯/坂本 創

坂本創さん展の際に気になっていた小ぶりな水差し。
その後、店内で見かけ購入。小さくても存在感がある。


風向を出た後は、近くを散策。まずは護国神社へ
迫力のある表情の狛犬の横を通り
夕日に照らされる神社の木々を眺めながら進む
その先にも狛犬。どちらも堂々としている
鳥居をくぐり参拝しよう
参道脇に掲げられた夕日を受ける黄色の旗を見上げ
沈む夕日に照らされる神社の風景の中
もと来た道を引き返す
次は、道の向かいにある福岡城跡へ
そそりたつ石垣を見上げつつ
その上に建つ多聞櫓を横目に進む
所々で木々の葉は色を変え
葉も落ちて、季節は冬へと近づいている
舗装工事中のため、黄色のパイロンで行き止まり
途中には黄色のベンチも
葉は緑から橙に、そして黄色へ
イチョウの黄色の葉は鮮やかで
黄色に包まれるイチョウの木
踊るようにうねる梅の木の横を通り
だんだんと沈む夕日を眺めながら
福岡城跡を出て帰路につく
帰りにも工藝風向の前を通ると
窓からは店内の様子が。今は安比塗の漆器の企画展
日も落ちる中、住吉酒販に立ち寄って
天山酒造で買いそびれた七田を購入。このラベル色は純米吟醸

工藝風向から住吉酒販は、お決まりのルート。月に一度
なら小遣いの範囲内で楽しめる。ちなみにお酒は食費
からだが、お酒を飲むというより、銘柄や酒蔵を楽しむ
ことを主たる目的としている。器は徐々に使いこなし
ていこう。器によって日々の食事が豊かになればよい。

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